| タユタマ -kiss on my deity- | ||||
| メーカー | 原画 | シナリオ | ||
| Lump of Sugar | 萌木原ふみたけ | 史方千尋 | ||
| 総合点数 | オススメ | シナリオ | CG | BGM | システム |
| 115 | 60 | 10 | 20 | 15 | 10 |
大転依様は恋に大忙し(使命そっちのけ)
青葉と〜
青葉
茉理末莉の〜
茉理イケてない
エロゲーレビュー〜♪
青葉
茉理で、今回も暗黒空間で行うこのコーナーですが・・・(;´Д`) 別に深い意味はないわよ。深い意味は。
青葉
茉理そのネタふりはもういいです・・・。
そ、それでは気を取り直して今回レビューする作品の紹介をいたします〜。はいはい、今回の作品はLump of Sugarの「タユタマ」よ。
何だかんだでこのブランドの作品は殆どプレイしているわねぇ(−−
青葉
茉理おにーさんは随分気に入ってますから〜。
それでは早速ですが青葉おねーさんの感想から聞いていきたいのですが如何だったのでしょう?まあ先に点数を見てしまえば判ると思うけど実に微妙な作品だったわね(−−
青葉
茉理微妙、ですか・・・。
当然理由はあるかと思うのですが何だったんですか?今までLump of Sugarの作品をプレイしてきたけど、これ程までに一貫性のない作品は初めてだったわ(−− シナリオにしてもキャラクターにしても最初から最後まであまり感心できるものは多くなかったわね。
青葉
茉理やはりシナリオが引っかかっているご様子でしたが実際のところ、そんなに悪いようには感じられなかったのですが・・・。 私としても「いつか、届く、あの空に。」があまり好みじゃなかったから今回は大丈夫だろうと思っていたけど、ある意味、いつ空よりも悪くなっていてウンザリさせられたわね(−−
青葉
茉理具体的にはどの辺が悪かったんでしょうか? あの共通ルートの多さは割と辛かったのも確かですが(^^;; そうよね、共通ルートが終わった後の個別シナリオの短さも驚かされたけど(−−
でも、ぶっちゃけ内容云々以前にシナリオライターの実力が作品のテーマに応えられるだけのものを作れなかった事なのよねぇ。
青葉
茉理タユタマのテーマってシンプルに『共存』というものですよね。 それには大転依(たゆたい)もそうだし、ヒロインと一緒に生きていくというテーマ性が入っていたけれど、作品を通してプレイしてみると首を傾げる部分が実に多かったわね。
青葉
茉理つまりテーマ通りの内容でなかったと? 例えば大転依の関係にしても解決しているのはましろシナリオだけだった上に人類が滅んでいるんじゃねぇ・・・・・・それ以外の3人なんて後半殆ど大転依が出てこなかったり、更にその内1人なんて共存する事を諦めてしまうバッドエンド風味で後味最悪だったし(−−
青葉
茉理あれは・・・確かに・・・・・・決してスッキリする終わり方ではなかったですね。 そういう部分が目についてプレイしていて気になってしまうわよ(−− 比較的良かった泉戸 ましろにしても大転依と人間との共存という最大の使命があるにも関わらず自分のシナリオ以外では色恋沙汰が中心になってしまってテーマがお座なりになってしまっているのもどうかと思うわ。
青葉
茉理それでは普通の恋愛モノになってしまいますね。 まあいつ空のような理不尽な展開はなかった分良かったけれど、逆に作品のテーマとキャラの魅力には劣ってしまっているからマイナスになっているわよ(−−
青葉
茉理私としては大転依と共存する課程でもっとドタバタのあるシナリオと思っていましたからやや拍子抜けでした・・・(^^;; そういう意味では3強は良かったのよね。正直、3強の存在がいつ空のような殺伐とした戦いの方向に転がる不安要素だったしね。でもこれは良い意味で期待を裏切ってシナリオを面白くさせてくれたわ。しっかし、応龍(おうりゅう)と鵺(ぬえ)のキャラがああだとは流石に予想できなかったわね。
青葉
茉理特に鵺さんがまさか幼女とは思いませんでしたよw 折角キャラクターの話が出てきたから登場人物の話もしておこうかと思うけどね今回のタユタマのキャラクターの魅力の無さは凄かったわね〜。
青葉
茉理いきなりぶっちゃけてしまってますが、そんなに無かったですか? これは私が感じているだけだと思うけど、攻略ヒロインに限って言えば1人1人の我が強すぎるのよね。要は自己中心的であまり他人の意見を聞かないのが多すぎよ。ちょうどうちで行っているアンケートのコメントに「人間関係における『摩擦』をテーマとしている」という感想があったけど、私にはちょっと行き過ぎているように感じるわね。
青葉
茉理う〜ん、私もキャラクターさん同士の会話では引っかかるところが多かったですね。何というか、青葉おねーさんの言うように自分の主張ばかりして他人のお話を聞かない人が多かったような・・・。 会話のキャッチボールをするにしても取れないような球ばかり投げているのはどうかと思うのよね(−− しかも投げてる方も途中で飽きて放り出している始末。自分の主張をしたら絶対に譲らないから対立したり一方的に決めつけているだけというのもどうかと思うわ。
青葉
茉理フローレンスの理事長さんとか凄かったですからね(^^;; あとましろとアメリなんてその良い例よ。公式設定だと恋のライバルとか書いてあるけど実際に主人公を巡って対立するとこなんて殆ど無いし、言い負かされたアメリが癇癪を起こして主人公に当たり散らすって、どんだけ子供なのよ? ついでに言えばアメリシナリオにおけるオチがアレじゃあねぇ・・・・・・高々数ヶ月暮らして失恋したからって使命を諦めるってどうなのよ(−−
この一例を見てもご大層なテーマに反してシナリオとキャラクターが全く釣り合っていなかったのが判るわ。
青葉
茉理最終的には皆さん利己的な感じになってしまうのは勿体ないですね。 なまじ出来が良いから肝心の出来が今ひとつだと落差が凄いわね。私なんて最初にましろシナリオからプレイしたお陰でそれ以降が単なる苦行と化したわ(−−
青葉
茉理それは・・・何とも・・・・・・ご愁傷様で(;´Д`) 死んじゃいないわよっ!!(−−メ
青葉
| シナリオ | タユタマはましろシナリオが全てと言っても過言ではないでしょう。シナリオ的にもテーマ的にも。 おそらく作品的な意味合いで言えばましろシナリオは最後に攻略させるようにルート制限を設けるべきだった。最初にましろをクリアしてしまうと他のヒロインのシナリオがものの見事に退屈になってしまう。その要因としてとにかくオープニング以降、3強との戦いがほぼ同じ展開の為にユーザーを飽きさせる事請け合いのシナリオに辟易。 これで個別シナリオが面白ければ最高なのに面白いと感じるのが3強と戦うところまでなのが非常に残念。個別シナリオにしても主人公を好きになる課程や描写不足が多くて納得は出来ないなぁ。私から見てもシナリオライターの力量が足りずにましろ以外にまで手が回せなかったようにしか思えない。それとシナリオの方向性がどっちつかずなのもマイナス要因でしょう。Nursery Rhymeのような恋愛モノにするのかいつ空のようなシリアスな展開のものにするのかハッキリしなかった『迷い』がシナリオから読み取れました。このライターさんは初見ですが荷が重すぎましたねぇ。あと、エンディングも不満に感じるモノが多かった。ましろシナリオのエンディングにしても最後にあれだけみんなに協力してもらってラストは2人以外は誰も居ないって・・・人類は滅んだのかよ! 最後にキャラの話を。 タユタマを象徴しているキャラというるのがアメリでしょう。我が儘で自己中、他人を利用して旨いところだけを奪うだけの存在。このキャラが好きという人は少ないでしょう。事実、私も嫌いです。 勝手な思い込みで主人公と絶縁して数年ぶりに同じ学校に通う事になって告白もせずにダラダラと過ごしてきたらライバルのましろ登場。そこから急に主人公は自分のモノのように扱い始め、ましろを蹴落とす為に3強の応龍と手を組むとか(手を貸す応龍も大概ですが)。終いには主人公を見事に宗旨替えさせてましろから寝取る事に成功。ある意味、究極のNTRキャラと言えるでしょうがアメリの存在こそがタユタマが迷走した原因なんでしょうね。要約してアメリシナリオを言い表すなら、 恋愛 > 大転依との共存 この図式を作ってしまった段階で『共存』というテーマが安っぽくなってしまった。本当なら主人公抜きにしても使命を果たすべきなのにアッサリと退場したましろ(と3強)にも問題はありますが。多分、ライターさんは長年の誤解を経てようやく結ばれたカップルというシナリオを作りたかったのでしょうが、出来上がったシナリオは作品のテーマを全てぶち壊しにしたモノだったという後味だけが悪いモノでした。 |
| 原画・CG | 相変わらず萌木原ふみたけさんの絵は綺麗ですね。 CGにしても背景にしても前作からかなり向上していますね。特にHシーンの力の入れ具合はなかなかのモノ。普通にシナリオ重視の作品で各キャラに4つずつ用意されていますが十分に実用性の高いものが多かったですね。個人的にお気に入りなのはチビましろのオナニーを目撃して強引にエッチへ持ち込むところ。 最後に気に入らないのはHシーンでややダーク風味に味付けされているところ。ゆみなとの分身エッチとか真冬との初体験シーン、そしてアメリとのエッチ・・・・・・まあ最初の2つはともかくとしてもアメリはどうにもおかしいよなぁ。Hシーンまで違和感あるのは意識してやっているんだろうけど逆効果も良いところだな。 |
| システム・操作性 | まず文句を付けたいのがスキップモードの不便さ。共通ルートが全体の2/3を締めているのに既読スキップが使えないのは苦行そのものでした。いや、正確には出来るものの、少しスキップしたら直ぐに止まってしまうのは意味があまりないよ。 そして気に入らないのがシステムを立ち上げるといちいちアイキャッチが入る事。設定で変更できるから私は速攻変えましたがユーザーで調整できるという事は作っている側でも不要と思っている人がいるという事でしょう? こんな演出に力入れるならシナリオをもっとどうにかしてください。 |
| オススメ度 | 誠に残念ながらオススメできる要素がこんなに少ないとは思わなかったです。 せめてキャラクターに萌えられれば買う価値もあるんですが・・・・・・当然自分が気に入ったなら買ってみるのも良いとは思いますがシナリオについては期待しない方が良いです。後はHシーンが思いの外良いのとCGの美しさはガチなので堪能できますよ。 |
| My Favorite's | 正直悩むところ。キャラクターなら小鳥遊 ゆみな、シナリオなら如月 美冬になるかな。 良い意味でNursery Rhymeの雰囲気が出ていたキャラだったのがゆみなでしょう。最初はウザくて仕方なかったですがラスト付近ではほのぼの出来ましたので。美冬にしても唯一キャラクターとして成長した姿が見れたのが良かった。個人的にはもう少しバカップルなシーンが欲しかったですが・・・。 脇役なら文句なく3強でしょう。特に鵺には意表を突かれましたねw 萌えさせて頂きました。 まさか幼女+着物という組み合わせでくるとは。美冬の足下にしがみつくのと笑顔はとても可愛らしくて好きでしたね。 |
| 備考 | 期待していた作品だけに失敗してしまった感は否めませんね。しかも2008年のワースト女性キャラも確定した気がしますが(ぉ Lump of Sugarさんはもっと普通に作品を作ればいいのになぁ・・・変に考えすぎな気がしますが。せめて萌木原さんの絵を活かすものを作ってください。 |
2008年08月03日 草薙静流