朱 -Aka-

( ねこねこソフト )


ソフト評価 50
オススメ評価 50



〜 長い話だぞ、アラミス (カダン調で) 〜


静流 「今回レビューするソフトはねこねこソフトさんの『朱』です。各章ごとの長編シナリオADVですね〜♪」



青葉
「あの萌えゲーメーカーが突然作ったファンタジー系の作品ね」










末莉
「そうですね。折角ですのでそれぞれの章ごとにレビューした方が説明しやすいのでは
ないのでしょーか?」










静流 「OK。じゃ、そのようにレビューしていきますか」






第一章 Arrems



青葉
「前作の『みずいろ』しか知らないからなんとも言いようがないけど、
やたらと力が入っているわね。この作品」










静流 「そうだな。雰囲気とかはかなりいい出来だと思うな」



末莉
「それにしてもBGMが良いと思いませんかあ〜?
私は砂漠のシーンで流れてくる曲が物凄くマッチしてて
良いと思うのですが・・・・・」









静流 「あれは島宮さん『砂の城』だな。確かにここまでのBGMはかなりの高レベルだよなー。
     正直、ねこねこさんの曲で印象に残っているのは『みずいろ』の主題歌ぐらいだし」



青葉
「確かにいいのよね、BGM雰囲気だけは」









末莉
「え゛っ?!」











静流 「まあ、確かに。主人公とヒロインのアラミスってなんかなあ・・・・・・」



青葉

「いわゆるがないのよ。
主人公のカダンは無口で無愛想、しかもがあるし・・・。
アラミスはオドオド系の小心者だし。
あら、まるでどこかの小娘みたいね?(ギロリ)」




末莉
「う、うぅ・・・・・・なんでしょうか・・・・・・( びくびく )」












静流 「おーい、そこで苛めてないで本題に入るよ。
     確かにねーちゃんの言う事には一理あるよな。なんかぱっとしないよ、この二人は」



青葉
「この二人に限らず、ここで登場しているキャラはなんか根暗なのよね。
表情見ても憂いが含まれてる様な顔してるし」










静流 「その通り。そのせいか全然盛り上がるような場面がないんだよな。すげー淡淡と進むし・・・・。
     折角のファンタジーなんだから戦闘とか期待していたのに・・・・・・。」



末莉
「そこは意外にも少ないですね。でもまだ第一章ですし、これから期待できるのでは?」










青葉
「それにしてもなさ過ぎでしょう。
どうでもいいけどこのシナリオって長いわね。盛り上がるシーンもないから
正直途中で飽きてくるんだけど・・・・・・」







末莉
「た、確かに(汗)。クリックするのが辛いです〜」












静流 「そだね〜。じゃ、第一章のまとめでもしますか>
     まずはおねーさんから」



青葉
「最初の感想はカダンっていう鶏野郎の性格を何とかして欲しいわね。
何? これだけ引っ張っておいて、しかも散々えらそうな理屈を述べておいて
ラストはアレだったのは私に対して喧嘩売っているのかしら?」









静流 「本当に長かったからな〜。山場も見せ場もないから退屈で仕様がなかったよ。
     何より腹が立つのがHシーンがかけらもなかった事!!
     ユーザーを無礼るな!!って感じですが」



青葉
黙りなさい、この屑っ!!
貴方は結局それだけしかないようね」








末莉
「た、確かにHなゲームですから無いというのは・・・・・・・」












静流 「とりあえず、このあとも続くみたいだし後半に期待という事で」






第二章 Chu-Chu 



末莉
「あ、なんかこのチュチュさんて誰かに似てますね〜」









静流 「てか、まんまポンコツ娘だな。マニュアルにも書いてあったし」



末莉
「あ。あはははは・・・・・・確かにちょっとパワーダウンした感じの方ですね」









静流 「第一章と違って軽いノリだから気楽に見れるな」



末莉
「そうですね。
でも、やっぱりというか・・・・・・・」










静流 「相変わらずの淡々としたシナリオは何とかならんのかなあ〜。
     オジサン疲れてきたよ」



末莉
「そ、そうですね〜。
あ、あれ?! 青葉おねーさんは?」








青葉
「飽きた。」(キッパリ)
「終わったら起こして頂戴」







末莉
「駄目ですよ〜お仕事の最中じゃないですか〜」

( ユサユサユサユサユサユサユサ )







青葉
「起こしたら両目抜くわよ?」










末莉
( ピタッ)
「じゃ、じゃあ第二章のまとめに入りましょうか」










静流 「変わり身が早いな・・・。
     さて第二章のラストだが・・・・・・今度はハッキリ言ってやろうか。

     カダン、お前はクズだよっ!!

     久しぶりに主人公に感情移入出来ないどころか嫌なヤツが現れたね。
     コイツに惚れてるアラミスの献身さには感動すら憶えるよ」



末莉
「そうですけど、致し方ないとは思いますがそれでもなんか・・・」












静流 「それにしたって嫌なヤツだよ。
     偉そうに説教たれていたのに、怪我して足を引っ張って仕舞いには自分の想い人の記憶を
     消すわ、他人様の記憶も承諾抜きで消すわで最低だと想いますが、何か?」



末莉
「フォ、フォロー出来ませんよ〜。
じゃあ、最後に第二章の感想・・・・」










静流 「ツマラン。」
     「以上の一言で終わってしまうな。
     まあ、Hシーンがあるだけ第一章よりマシという方向で」



末莉
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」












第三章 Fou  



静流 「第三章ですが、とりあえずヒロインのファウさんがイイッ!!
     ここまで来てやっとツボに入るキャラが来ましたね。オジサン嬉しいです」



末莉
「・・・・・・・・なんて言えばいいんですか、この場合?」









静流 「いや、素直に言葉の通りに・・・・・・。  
     この第三章は中々良かったよなあ。シナリオ本編以外は



末莉
「ますますフォロー出来なくなっていきます〜」









静流 「最初のほのぼのとした街でのやりとりや生活などは上手に描かれていて良かったんだよ。
     特に薬草を摘んでいる最中に草笛のやり方を教えているところとか」



末莉
「私もそこは大好きですね〜。じゃあ、駄目なところは?」









静流 「だってさ、薬師やってて人が死ぬ場面なんて嫌っていうほど見てるだろ、普通は。
     なのに主人公が現れた程度で急に弱気になって旅に出るし・・・・・・。
     そりゃ、シナリオが別れてるのだから仕方ないのだろうけど性急にシナリオを進める
     感じが強くてイマイチ感が・・・・・・ただ、ラストの辺りはまあ良かったよ」



末莉
「あのラストはどんな意味があるんでしょうか?」









静流 「それも含めて最終章で判るんだろうな、この作りだと」






朱 -Aka-



静流 「俺がちょっと気になるのは↑のタイトル名だな」



末莉
『朱』ですか?」









静流 「本来なら最終章辺りに使うと思ったら、なんか章と章との間の外伝的シナリオに使うとは
     思わなかったな」



末莉
「このシナリオは第一章のカダンさんとアラミスさんのその後の話ですね」









静流 「そうなんだが、最初の日常描写はこれまた良かったよな。水鏡のねーちゃんとのやりとりまでは
     ほんわかしていて微笑ましかったんだが・・・・・・」



末莉
「やっぱり、その後がいけませんか?」









静流 「だってさ〜、結局失った物を取り戻しに行くって言ってるけどアラミスの記憶消したのお前だろっ
     ツッコミ入れたくなるよ」



末莉
「で、でも最後の辺りは結構スリリングでしたね」









静流 「本当に最後の所だけな。でも、これだってオチは読めていたんだけどな」



末莉
「シクシクシクシクシクシクシクシクシクシク」












第四章 Rutent



末莉
「やっと最終章ですよ、おにーさん」









静流 「本気で疲れてますけど・・・・・・・ここまでのプレイ時間は8時間越えてるし・・・・・・」



末莉
「もうちょっとですのでがんばりましょうね!」









静流 「そんな訳でシナリオに入った途端にセピア色の画面に!
     どうや過去の物語になっている模様」



末莉
「ラッテさんが可愛いですね〜。それにしてもラッテさんて
ルタさんに似て・・・・・・」








青葉
「アンタ、思いっきりネタバレする会話してるわよ」










末莉
「は、はわ! 青葉おねーさん起きたのですか?!」










青葉
「そろそろ終わりだしね。語る事も少なくなってきてるでしょう?
貴方達」








静流 「正直助かったけどな。じゃ、本題に。
     さっきの続きだが、リッテの様相と主人公の名前で8割方ネタバレになって
     完全に退屈な話になってしまったな。
     とどめは銀色。これで終わった・・・・・・・」



青葉
「長ったらしい話はウンザリね。手短に纏められないの?
このメーカーのシナリオ担当は」













銀色 & Epilogue



静流 「この2つは語ること少ないし、お好きなように話してちょ」



青葉
「・・・・・・貴方、本気で終わらせにかかってるわね。
確かにここまでの工程の長さに見合う最後の話じゃないわ。
あまりに直球勝負過ぎて飽きてくるんだけど」







末莉
「でででで、でも最後は良かったですよ、ね? ね?」












静流 「本当に最後だけ良かったと思うけどな」



青葉
「結局、第一章のやり直しだけど」









末莉
「もうフォローの言葉がありません・・・・・・」












静流 「そしてEpilogueだけど・・・・・・・」



青葉
「私が思うに」










末莉
「はい、なんでしょう? 青葉おねーさん」










青葉
「この最後のシナリオって必要なの?」










末莉
「え、え〜と ((゚-゚;)オロオロ(;゚-゚))
知らない人には必要じゃないのかと・・・・・・」










静流 「解った。結論から言ってしまおう。
     ハッキリ言って不必要だろう。詰まんなさ過ぎだ、Epilogueは!!



青葉
「もう結構よ。このゲームは」












おまけシナリオ



静流 「・・・・・・なんかここまで陰鬱に語っていた事がこのおまけシナリオで一掃されたな。
     メチャクチャ面白ーな、このオマケ!!



青葉
「本編が駄目すぎでオマケが面白いのはかなり救いがないわね、この作品・・・。
いよいよビッ○リ○ン的作品ね」








末莉
「でも、このオマケって本編と何の関係もありませんよね〜?
いいんでしょうか、なんか『みずいろ』のキャラしか出て来ませんが?」









静流 「それでも面白い事には変わんないけどな。つまらん本編攻略に12時間以上使って
     一時間に満たないオマケシナリオが楽しい
のは確かに終わっているけど」



青葉
「そう言えば、結局このゲームは売ったのよね。幾らになったのかしら?」









静流 「えっと、1,500円。初回版について来た同人誌入れて2,000円キッカシ



青葉
「そう・・・・・・完全に興味が無くなったわ」












▽ シナリオ・・・10 


やはり肝であるシナリオの出来が、この作品の評価になってしまった。

これだけの壮大なシナリオにも関らず、見せ場も乏しく、盛り上がるシーンが少なくて
シナリオにのめり込めずにクリアーしてしまった・・・・・・。

設定自体は、このメーカーさんの以前作った『銀色』に繋がっているわけだが、最後にならないと判らない上、
あまり盛り上げる要素にもなっていなかったです。

シナリオと共に盛り下げている原因にキャラの魅力不足があるでしょう。
私が以前プレイした『みずいろ』があれだけキャラ萌えの要素が有ったのに、残念ながら『朱』には全くと言っていい程
魅力のないキャラクター揃いでした。


特に主人公のキャラに感情移入出来ないと、その作品に対して好意的になれない私の性格上、この作品の
各章の主人公には好意的になれないキャラ揃いでしたね
。唯一、好きになれたのは第三章の主人公だけ。
メインの主人公であるカダンは論外の嫌いなキャラでしたよ。

とはいえ、キャラクターの声優さんは流石に巧い人が多かったですね。ここら辺は分かっているメーカーさんですね。


結局、シナリオの点数は声優さんとおまけシナリオの点数のみで構成しました。



▽ グラフィック・・・10 


ここの点数もやはり低め。

まず、キャラクターの立ち絵のバリエーション不足。何度も引き合いに出してしまうが『みずいろ』よりも
明らかに少ないのは納得できない。

そして肝心の一枚絵のCGが少なすぎでしょう。この作品は映画を意識しているとマニュアルに書いてありましたが
どこを指して映画的と語っているのか正直知りたいですね。
CG的になんとなくその部分が多少ありそうですが、全編通して感じられた場面は少なく思う。

あとはシナリオでも語った通りにキャラクターに魅力を感じる絵じゃないんだよなあ。
原画はそこそこ好きなのに・・・・・・。



▽ 音楽・BGM ・・・25 


これは文句無しに良い出来でした。

全編通して美しいBGMは非常に心地よかったのには、私は意外でびっくりしましたね。
肝心のストーリーが見れない代物だったのに最後までプレイできたのはBGMがあったからこその所業。

個人的には「砂の城」が砂漠を横断する時に流れるのには良かったと思う。



▽ システム・・・ 5 


特に良くも悪くもないシステムと言いたいところだけど幾つか苦言があります。

最初にゲームをインストするDISKが追加で入っている事。この事自体は修正パッチなのだろうが、
肝心のインストールが非常に不安定でした。私のPCのせいかもしれませんが、インスト失敗が3回、
インストの途中でフリーズする事4回もあってウンザリ。しかも1回のインストに30分近く時間を
取られてしまっては印象が良くもなるわけないでしょう。


そしてゲームの中のシステムでも特に使い勝手の悪かったのはバックログ機能。折角の声優さんの
声も聞き返せないのはちょっと・・・・・・。

あと、純粋に疑問なのは2週目以降に聴けるようになるアラミスの声。
これって何か意味があったのでしょうか?
私の意見で言うとこの作品は2回もプレイしたくないので最初から聴けるようにして欲しかったな。



▽ オススメ・・・50


個人的にはあまり薦められない作品です。

特にプレイ時間がかなり長い上、物語の平坦さが更に拍車を掛けているので時間が無い方は
避けた方が無難。
とにかく退屈になりがちなのでオーとプレイにして片手間にプレイするのが良いでしょう。

やはり個人的に不満なのがDVDとCDのダブルでのメディア販売。
これをやる位なら安くしてくれ! 頼むよっ!

私が今買うとしたら3,000円より高くは買いたくないですね。
もし買うんだったらサウンドトラックでも買って、雰囲気だけ味わうでしょう。



▽ My Favorite's



この作品はシナリオ的な見所がなかったのでキャラクターでいうと第三章のヒロインのファウさんでしょう。
彼女の献身さが好きでした。

そして言うまでもなくおまけシナリオです。
多分、生粋のねこねこファンの方もこの作品を初めてプレイした方も一番楽しかったのはこれでしょうね。


後は作品全般のBGMは秀逸ですので、ゲームはしたくない方はサウンドトラックを買いましょう。
決して損はしませんので。



▽ 後 述


あまり語ることも無いのですが、最後に一言。





長すぎですよ、ねこねこさん。






さて、ねこねこファンディスク2でもやろうか。



04' 01月19日 草薙 静流







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