| だぶる先生らいふっ | ||||
| メーカー | 原画 | シナリオ | ||
| ALICE SOFT | トモセシュンサク | -- | ||
| 総合点数 | オススメ | シナリオ | CG | BGM | システム |
| 80 | 50 | 5 | 10 | 5 | 10 |
主人公はおさんどん
アリスソフトの作品は実に「大悪司」以来6年近くプレイしていなかっただけに今回の「だぶる先生らいふっ」にはそれなりに期待していたのですよ、ええ。ストーリーにしても不動産屋の手違いで自分の通う学校に赴任してきた女教師の十宮 夏姫と黒崎 時雨と同居する事になるという設定も非常に期待させてくれましたね。ノリの良いエッチ好きな夏姫とお固く女教師然とした時雨の2人が手取り足取り夜の課外授業を教えてくれるというエロエロな展開を髣髴させるには十分な設定でしたからね。 が。 そんな淡い期待も実際にプレイしたら脆くも裏切られる結果となりました。 最も期待していた夏姫と時雨との同居生活が全然物足りない。最初は反対され厄介者扱いされていた主人公がある日突然2人から惚れられるんですよ、過程とか一切無視して。だって、それまで主人公がしていた事って飯作っていた事くらい。同居生活にありがちなハプニングとかそんなものが全然なく、文字通り同居していただけで何で惚れたのか全然理解出来ませんでした。 それだけならまだしも期待していたHシーンも相当酷い。低価格ソフトだからといってしまえばそれまでだけどHシーンは少ない上に大半がCGの使い回しでウンザリさせられました(;´Д`) しかも少ないHシーンも結構滅茶苦茶なものがあって個人的には眉をひそめるようなものもありました(例・授業中に時雨が手コキする所とか)。本音を言えばHシーンに関しては殆ど評価できなかったです。確かにエロかったけど作品的にはどうにもねぇ・・・・・・ハーレムエッチもありましたけど単発にあるだけのHシーンならもっとメインの2人のHシーンに裂くべきだと思うな、結局、適当にハーレムシナリオ入れましたという内容では論外でしょう。 しかし、Hシーン以上に酷いのがシナリオ。低価格作品ですから大層なものは望んではいなかったけど、それでも唐突過ぎる展開には着いていけなかった。先ほども書いたけど2人が主人公に惚れるシーンも全然判らないのですが、それ以上に四五七シナリオの展開も凄かった・・・・・・いきなり吐血した時は頭が真っ白になりましたよ(笑 こんなベタな展開は今時のエロゲでは珍しいだけにある意味新鮮でしたけど。私の不満としては設定はしっかりと作られているのに何故かシナリオに手抜きを感じられてしまう事でしょう。特に個別シナリオに入った途端、かなり適当にお茶を濁してラストに向かってしまっているのがどうにもねぇ・・・夏姫シナリオなんて気付いたら終わっていましたし。 あと不満点をいうなら主人公の十条 要の影の薄さでしょうか。典型的な受身系主人公でしかもそこそこの優等生。もうお約束通りの設定だけに目新しさも斬新さも皆無。精々ツッコミ能力がある位で特徴がないし、学校では優等生、家では家政夫で変化にも乏しくイマイチだった。まあ標準的な主人公だったかもしれませんが埴御 一二三と四五七の個性の強さの前では霞んでしまって印象に残らなかったです。 おざなりなシナリオ、使いまわしのHシーン、無個性な主人公・・・・・・これだけ揃ったら面白い作品になる筈もありませんね。 当初の予定だったら「低価格でこれだけ楽しめた」という台詞を言う予定が、「低価格だったから救われた」という真逆の台詞になってしまいました。本当に安いだけしか取り得のない作品だったとは夢にも思わなかったですよ。 まあ、それでもそれなりに楽しめた分だけ流石はアリスソフトというべきなんでしょうが果たして今の時代のニーズにあっているか疑問に感じるところではあります。 |
| シナリオ | 点数については完全にキャラクターの設定のみの点数です。シナリオについてはどうしようもなかったですね。同居ラブコメストーリーを期待していた私には完璧に失敗してしまったといわざるを得ません。肝心の同居中の時よりも執行部のメンバーとバカやっている時のほうが格段に面白かったです。いっその事学園モノとして作ってくれたら楽しめたのになぁ・・・・・・だれも主人公のおさんどん姿ばかり見れる同居モノなんて期待していなかったはずだし。 それにしてもシナリオのいい加減さというか手抜きしているのは戴けない。サブキャラとかハーレムシナリオはなくてもいいので夏姫と時雨のシナリオにもっと力を入れていたら評価は上がっていたと思いますね。 |
| 原画・CG | CGやHシーンこそ良かったものの使い回しているCGの多さにはウンザリ。Hシーンなんて大半そうでしたからね。その上、思っていたよりもHシーン自体の数も少なくガッカリ。よりにもよってメインヒロインの2人のHシーンで使いまわされると萎えますよ。 |
| オススメ度 | 何度も書いていますが値段が安い事が最大の利点でしょうね。ぶっちゃけて書きますが単に安いだけなら未だにプレイしていない作品の廉価版かDLできる作品を買った方がいいでしょう。いくら安くたって自腹を切っている以上タダではないのですから安くて面白い作品なら他にも多くありますし、振るプライスでも納得のいく作品があればそちらを買うことをお勧めいたします。 個人的な感想は安くてどうでも良い作品を作るならフルプライスでも良いのでしっかりしたものを作って欲しかった。このだぶせんにはそれが出来たはずなのにあえてしなかったような意図が感じられて仕様がありません。 |
| My Favorite's | ギリギリまで悩みましたが黒崎 時雨でしょうね。 如何にもな女教師とした設定ながらも主人公に惚れてからの嫉妬ぶりは結構楽しめました。酒を飲んで乱れたり、実はグラマーなボディというのもベタながらも良かったと思います。 次点で埴御 四五七。あの個別シナリオの展開さえなければ結構好きなキャラだったんですがね〜。 と言いつつも一番良かったのは埴御 一二三ですが(ぉ |
| 備考 | 今回のだぶせんを通して感じられたのはアリスソフトとユーザーのニーズの違いでしょうか。 恐らくメーカーは次の新作までの繋ぎとしてだぶせんという「低価格の新作」を作ったんだと思いますが、我々ユーザーが求めているのは「安くても高くても関係なく良い作品」なのですよ。毎月山のように作品がリリースされているんですから安くてそこそこの作品では売れないし評価されないでしょう。 何故、こんな事を書くのかと言うと設定とかを見ている限り、どうにもちゃんとした作品が作れたんじゃないかと感じるからです。しかし低価格でリリースするからシナリオで手を抜いたようにしか思えないからですよ。だったら最初からフルプライスでしっかりした作品を作って欲しいと思うのは普通でしょう。アリスソフトだからこそ良い作品をしっかり作る事が真のユーザーの為になるんですから次回作は期待させてくださいね。 |
2007年07月14日 草薙静流