ゴア・スクリーミング・ショウ
メーカー 原画 シナリオ
BLACK CYC 上田メタヲ 草壁祭




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
170 80 20 20 25 25






エログロの皮を被った純愛作品

 青葉と〜
青葉

茉理
 末莉の〜

茉理
  イケてない
 エロゲーレビュー〜♪

青葉
 まあ何時もどおりレビューしていく訳だけど、今回の「ゴア・スクリーミング・ショウ(以下、gssと略)」
 今までの作品にはない異色の内容だったわね。 知ってはいたけど(−−

青葉

茉理
 元々、そういうカラーの作品がウリのブランドですからね〜(^^;;
 それでもこんなにも人気がある作品とは思わなかったですが・・・・・・サイトで行っているお勧め
 アンケートでもトップになりましたから。
 そんな訳だから試しに買ってプレイしたら確かに人気があるのが解る内容だったわ。
 それは追々語るとして、まずは作品紹介を少しばかりしなさいな。

青葉

茉理
 それでは作品の紹介を〜♪

 昔住んでいた町へ主人公の仁野 恭司が両親の都合により転校してきた日を境にして
 次々と異常な出来事が発生していきます。
 町で発生する行方不明事件、転校初日の朝に出会った謎の少女ユカ、そしてユカに連れ添って
 いる怪人ゴア・スクリーミング・ショウ・・・・・・。
 否応なく非日常に巻き込まれていく恭司と幼馴染の一柳 あかねと昔のクラスメイトの双木 葵
 そしてたまたま前の学校で一緒のクラスだった深園 希衣佳


 といったところでしょうか。
 さて、レビューに入るんですが、このgssで注目するところはどこら辺なんでしょう、青葉おねーさん?
 やっぱりブランドのカラーが明らかにダーク志向だからHシーンの大半は陵辱やら触手が
 満載されているのはなれないとキッツイものがあった
わね(−−
 それがあるせいかどうしても敬遠されてしまう気がする作品だけど、一旦乗り越えた先にある
 テーマが極めてピュアだった
のは意外というしかなかったわ。 

青葉

茉理
 テーマがピュアというと?
 言ってしまえば「純愛」だったという事かしらね。
 トゥルーシナリオの紫シナリオを見てしまえば解ると思うけど、これってある意味究極の一目惚れの
 お話
じゃない? 

青葉

茉理
 言われてみれば確かに(^^;;
 ただ、恋敵を徹底的に排除してしまいますが・・・・・・(;´Д`)
   
 極端ではあるけどね。
 でも好きな主人公だけを想っているところは本当に純粋な愛情物語よ・・・・・・一途に想っていたから
 あそこまで残酷になれたんじゃない? 「恋は盲目」というけど、このgssはそれがピッタリくるわ。
 主人公以外は目もくれていないんだからね(−−
 でもクライマックスでは自分の罪深さを理解して受け入れるあたりも上手く出来ていたわね。 

青葉

茉理
 こうしてみると紫さんシナリオがメインとなっている作品ですね(^^;;
 そりゃそうでしょうよ。 
 実際、物語の起点が主人公とユカが出会ったからなんだし。
 本当にgssはこの2人の恋物語なのよ・・・・・・それがグロい描写や陵辱シーンなどが沢山出てくるから
 凄く本質が見え難い作品になってしまっているだけ。
 まあワザとやっているんでしょうけどね(−−

青葉

茉理
 あと気になっている部分とかありますか?
 さっきも話題としてあったけどアンケートで意外に女性のユーザーの人気があったのよ、gss
 その辺も作品としての本質が影響していたと思うわね。

青葉

茉理
 作品の本質とはズバリなんでしょう? 
 作品がかなり女性的なのよ。
 シナリオライターが女性だからかもしれないけど、全体的にそういう雰囲気が漂っているわね。

青葉

茉理
 どこら辺でそう感じますか? 何となくは解るんですけど・・・・・・(^^;;
 一番解りやすいのは最初に攻略できるヒロイン3名のシナリオでしょう。
 私は女性の内面が良く解る展開が多くて楽しかったしね。

青葉

茉理
 言われれば確かに生々しいやり取りが多かったですね(^^;;
 具体例で言うと、あかねの関係とか解りやすいでしょう・・・・・・無口で内向的と決め付けて
 一方的に世話を焼くあかねをその実、鬱陶しいと感じているの内面のドロドロ具合は男性では
 描けないんじゃない?
 あと外見が美麗な希衣佳も個別シナリオでの自分の隠したい本性の汚さや母親の説教の内容との
 ギャップとかの描き方が半端なく女性の本質とかを表している気がするわね。
 そういうところのやり取りの方が作中で取り上げられているグロいシーンよりもよっぽとえげつない
 感じがするわ。

青葉

茉理
 そう言われると最初の方のユカさんの残虐性も子供っぽい部分もありましたが、女性的な側面も
 ありましたね。
 gssの魅力って多分、そういうギャップを楽しむ事にあると思うのよ。
 綺麗なものと汚いものって結局は同じなんじゃないか考えさせるところが色々とあったように感じさせる
 作品だったところは評価したいわね。
 それだけに勿体ないところもあったから惜しい作品でもあったわ(−−

青葉

茉理
 勿体ないところというと設定の説明不足な所とかですか?
 ネタバレはしない程度に言うけど、ゴアとか対の石とか光の柱とか・・・・・・ほんの少しの説明だけで
 中途半端に終わってしまっている辺りしこりが残った感じでちょっとねぇ・・・・・・。

青葉

茉理
 確かにそうですねぇ〜。
 まさか後発でFDとかの為の布石とか止めて欲しいけどね(−−
青葉

茉理
 ・・・・・・('A`)
 下手に説明ばかりも興醒めだけど、謎が残っているところは後日にFDで補完したいと思っているのは
 間違いないと思うわ。 
 まあ作品としては完成度も高いし、出てくれればプレイしたいと思う作品だから問題ないけど。

 あと問題点というと、ユカと闇子シナリオ以外の3名のヒロインの影が薄かったことかしら?

青葉

茉理
 え、えっと言われれば確かに〜。
 最初に3人をクリアしてから闇子ユカに入るから仕方ないとは思うけど、物語の核となる部分が
 後ろの2人のシナリオだから仕方ないとは思うけど・・・・・・後半は出番も殆んどなくなってしまうから
 余計にそう感じたわね(−−

青葉

茉理
 折角ですから活躍する場面も欲しかったですね(^^;;
 まあ役には立たない気もするけどね(−−
青葉

茉理
 ・・・・・・。
 とにかく見かけで判断するなという良いお手本のような作品だったわね。>gss
 食わず嫌いでプレイしないと意外な良作を見逃す事もあるから。

青葉

茉理
 そんなこんなで今回のレビューは終了です〜♪






シナリオ

 イメージで敬遠すると面白い作品を見逃す良いお手本の作品でした。
 確かに残酷描写や陵辱シーンは辛かったですが、それよりも途中から出てくる純愛シナリオの方が
 面白くなってきたのは予想しなかった収穫でしたw
 あと作品が男の私がプレイして感じる女性的な部分も評価したいと思う。 男性のライターでは
 決して描けない様な女性特有の「湿度」のあるシナリオは面白かったですね・・・・・・単純にグロい
 シナリオは嫌だ、といって避けてしまうにはあまりに勿体ない内容でしたよ。

 それと残酷な内容はあったものの、それがクドく感じなかった要因としてシナリオの尺の問題も
 あったと思います。 もっと長いシナリオと思っていたら2、3時間程度の長さなのも気疲れしなくて
 丁度良かったですね♪

 物語が良かった反面、惜しい部分もチラホラ。
 まず気になったのはあかね希衣佳3人が後半では殆んど登場しない事。 設定上、
 仕方ないとは思いますがもう少し工夫して欲しかったなと。 個別シナリオは良かったからね。
 あと物語の本質部分が結局解決されていなかったり、説明されていないところも少しばかり
 気になりましたね・・・・・・何となく後で補完しようとする意図が見えますが、どうせなら物語に
 ちゃんと組み込んで欲しかったと思いますが・・・・・・ただ、そのお陰で神秘性があったので
 変にリアルな生々しさはなかった
のは助かりましたけど(^^;;

 多少不満はありましたが、それはシナリオも設定も良かったからに他なりません。
 つまるところ、このgssは最初から純愛物語だったんですから・・・・・・最後はああいう形で
 終わりましたが、あれ以外に納得いく形はないでしょうね。


原画・CG

 原画とキャラデザはBLACK CYCを代表する上田メタヲさん。
 随所に過激な残酷描写とかもありましたけどモザイクがしっかり掛かっていたので言うほど
 ショックはなかったです・・・・・・むしろ陵辱シーンの方がキツかったです_| ̄|○

 とはいえHシーンはかなり多かったところは実に良かったw 普通のHシーンは勿論、スカトロや
 触手エッチもあり、好みは分かれるでしょうが数の多さは結構ありました。
 因みにHシーンで頑張っていたのは深園 希衣佳でしょうw  オナニーシーンも含めて作中に
 出てくるHシーンの大半を経験をしましたからね。


音楽・BGM

 gssの作中でよくメタルの話が出てくるんですが、実際使われている楽曲もそれに因んだ曲が
 ふんだんに使われていて、それがシナリオとマッチしていて作品の世界観を活かしていましたね。
 担当した電気式華憐音楽集団さんの曲はあまり馴染みがなかっただけに新鮮味がありました。
 好みの曲はEDの「時果つる夢」。 最初のゆったりしたバラード調なのがサビの部分がメタル調に
 なっているのがクセになりましたよw


システム・操作性

 このgssのウリの一つに演出部分があるでしょう。 
 狂気を引き立たせる演出は実に見事というしかありませんでしたね〜。
 ややシステムが重いのが難点でしたが、それを差し引いても作品を盛り上げていた実績を考えると
 満点をつけたいです。


オススメ度

 まさしくエロゲ界のゲテモノ料理といったところw
 でも一口食べるとその味の奥深さは病み付きになるでしょう。
 ・・・・・・と色々と御託を並べても事実として陵辱や触手シーンが生理的に駄目な方は居るので
 強引にはお勧めできません
ね(どっちや

 でも余裕がある方は少し試して欲しいです。
 作品の本質がとても純粋な恋愛物語なので。


 
My Favorite's

 やはりユカことしか居ないでしょう。
 幼い頃の経験から闇子達を恨み、しかし一方では主人公と出逢って一途に想っているあたり
 愛憎相反する想いを抱いて生きてきた事を思うと切なくなりますよ(´д⊂
 されが最後のエンディングで罪を償う為に主人公と別れる決断をするところは私の中では
 感極まる名シーンでした。 当然、最後のCGもそうですが。

 そしてなくてはならないキャラとしてゴア・スクリーミング・ショウですよねw
 結局、彼の正体は説明されませんでしたが私の考えではのピュアな部分、つまり愛情と憎しみが
 人形に宿ったのではないかと思っています。 紫エンドの一つに主人公がゴアになるという結末が
 あるからそうでないかと思っていますが・・・・・・だからこそトゥルーエンドではの心が浄化されたのと
 同時にその存在意義も無くなって去って行ったんだろうと推測します。

 何より最後の名台詞、「過去は過去、無理なものは無理、変えられないものは変えられない、
 でも未来は変わる、変えられる」
というのは最後にストンと胸に落ちました。

 そしてと主人公は変わる為に旅立ったんでしょうね。


備考

 gssの中でネタとして出てくるメタルの話は個人的にお気に入りでしたね。
 特に葵シナリオでのあかね「ヘビメタ」発言に「ヘビメタって言うな! せめてメタルと言えよ」
 ムキになって言う主人公には笑ってしまいましたねw

 よくよく見ればgssは実にデスメタルのような作品。
 技巧を極めた演奏と溢れんばかりのメロディにミスマッチともいえるデスボイスが加わって一つの
 曲として完成させている凄さは一般人には解り辛いと思う。
 陵辱、オカルト、触手、残虐シーン、そして純愛の決してマッチしない要素を作品として組み立てた
 開発スタッフの功績は正しく評価したいのが私の偽らざる感想です。




2006年2月22日 草薙静流




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