かしましコミュニケーション
メーカー 原画 シナリオ
AXL 瀬之本久史 北側寒囲




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
130 70 10 20 15 15






宇宙人も未来人も超能力者もいませんが

 青葉と〜
青葉

茉理
 末莉の〜

茉理
  イケてない
 エロゲーレビュー〜♪

青葉
それじゃ今回の作品はAXL「かしましコミュニケーション」をレビューしていくわ。
青葉

茉理
・・・・・・なんかレビュータイトルで何が言いたいのか判りますよね(^^;;
だって設定はまんまS○S団だったじゃない(−− 特に陸奥 榛名とか。
青葉

茉理
残念ながら反論できなさそうなのでかしコミのレビューに入りたいと思いますが、まずシナリオはどうでしたか? プレイした感じでは以前好評だったPrincess Frontierと比べてさほど遜色なかったと思うんですが。
丁度Princess Frontierの話題が出てきたから話すけど、大まかなキャラクターの役割とか設定はほぼ同じだったわね。これはAXLの伝統としてそうなっているらしいわ。でも、そのせいで余計に違いがハッキリしたと思うわよ。
青葉

茉理
言われればメインヒロインのエストさんも王女様ですし、目的も何かを探しているというのまで同じですからね(^^
そういう意味では同じ素材を用いて微妙に違う作品にアレンジしていると言えるわね。だから比べたりすると同じ設定なのにまるで違う作品のように作られているのはなかなか面白いと言えるわ。

内容だってPrincess Frontier同様に仲間同士の繋がりを描いていて楽しめたわよ? ただ、それだけに余計異なっている部分が気になってしまった気がするけどね(−−

青葉

茉理
私はキャラクターは皆さん個性的で会話を聞いているだけでも楽しめましたからねぇ〜。あれだけ個性が強いと皆さん好き勝手に動き回ってしまって大変そうですけど(^^;;
実際てんでバラバラだったし。むしろ異文化交流研究会の面子同士が異分化しすぎていて交流できていない気がするわね(−−
青葉

茉理
本当にそうですよねぇ…主人公の城崎 丈太郎さんが一番一般人に近い存在でしたから大変そうでしたね。
立場的にはキ○ンだったしね(−− 今、主人公の話が出たからここで話すけど、やっぱり面白味に欠けた要因で最も大きかったのは主人公の存在だったんじゃないかしらね?

Princess Frontierの主人公は割と熱血タイプでいざという時は体を張る設定だったのに、かしコミの主人公は受動的だし、肝心な時は他人まかせで頼りないったらありゃしなかったわ(−−

青葉

茉理
言ってなんですが、ある意味、萌えゲーの平均的な主人公になってしまってますね(^^;;
確かに舞台は学園だしPrincess Frontierに比べるとそうなるのは自然だけどねぇ…しかし、この主人公が情けないのは物語を動かす力がなかった事ね。Princess Frontierの時は良くも悪くも主人公が積極的に物語を動かしていたから勢いがあったんだけど、城崎 丈太郎は本当にただ後から着いていくだけだから印象があまり芳しくないわ(−−
青葉

茉理
う〜ん、悪い人ではないのですが他の方々の印象が強すぎて活躍できていないのは事実ですよねぇ…。
あと問題なのがシナリオなのよね。そもそも異文化交流研究会という活動を活かせていないのが問題よ。共通シナリオはひたすらエストウルザばかりの話に終始している上に下手するとエストシナリオ以外のキャラにまで及んでいるから何の為の設定か判らないわね(−−

折角、宇宙人だの遺跡だのという話をしているんだからシナリオもそうあるべきだと思うんだけどね。

青葉

茉理
設定を活かせていたのはさんと榛名さんのシナリオだけでしたからね…エストさんも良かったんですけど私にはシナリオに無理があったような気がします。幾ら何でも母親を捜す為だけに家出してくるという設定はちょっと強引だったんじゃないかと…(^^;;
そもそも金持ちの通う学校でもないのも王女様が通うとか無理がありすぎたわね(−−
さっきも設定が活かせていない話で純シナリオに触れていたけど、それもご都合主義が見え透いていてどうかと思ったわ。設定は活かせてはいるけど、結局のところエストシナリオに関係している訳だし…どうにもPrincess Frontierと比べると最初の設定段階で破綻している気がするわよ。

青葉

茉理
こうして見比べると色々と出来映えに差があるのに気付かされますね。そう考えると素材自体は何時もと同じだった訳ですからシナリオと設定さえ良ければ結果も変わっていたんでしょうね。
まあ所詮は結果論よ。でも、あのバカが前作の「Like a Butler」も途中で積んだ理由というのも判る気がするわね。Princess Frontierからあまり素材を代えていない辺り思い切った作品作りができていないのは下手に安定感を求めている結果だと思うけど? 

その結果が評価に表れているんだから次回作はもう少し違う作品を作った方が良い気がするけどね。

青葉






シナリオ

 ライターはPrincess Frontierから引き続いての北側寒囲さんですが出来に差が激しい氏ですけど、今回は悪い時のパターンだったのは残念と言うしかない。シナリオで顕著に出たのが各個別シナリオの出来があまり良くなかったこと。どうにも異文化交流という設定を活かせなかったのに加え、個別シナリオに入った途端に恋愛色を押し出しすぎてテンポが悪くなってしまったのは失敗かと。しかもエストシナリオ円シナリオのノーマル(?)エンドはねぇ…設定段階で絶対にあるだろうと予想が付いていましたが後味の悪いこと悪いこと…主人公は愛人扱いというのはどうなんだろうね? 作品の雰囲気を考えるとこのエンディングはあまりにもミスマッチという気も。それをいったら王女やら跡継ぎ云々の話も不要なんですけどね。

 あとはやっぱり主人公が情けなさ過ぎて感情移入できなかったなぁ。これだったら一途なウルザの方が余程主人公っぽくて格好良かったよ(;´Д`)  もう愚鈍な主人公という設定はお腹一杯。他人からの好意はおろか自分の気持ちすら気付かない阿呆はウンザリですね。そりゃ会長という立場なのに茶坊主やっているのも納得ですよ。

 それ以外のキャラクターとかは何時ものAXLらしい濃いキャラクターばかりで良かったですね。研究会の面々は誰も良かったですよ。ヒロインキャラも個別ルート以外なら大体は魅力的でしたし、男キャラは個性派揃いでインパクトがありました。お陰でテキストが面白くて楽しめたのは流石と言うべきでしょうね。


原画・CG

 こちらも看板絵師の瀬之本久史さんでしたが文句なく良かったですね。しかも今回は画面がワイドスクリーンに対応したことでそれを活かしたイベント絵を描いていたのは印象に残っています。特にHシーンではそれを活かしていたのは大きかったので点数は高めに付けておきました。

 Hシーンは各キャラ4つずつ用意されていますが、問題は一部に3Pシーンもあったこと。設定段階で同性婚もアリとしていたので絶対に入れてくると思っていたのが大当たり。ぶっちゃけ、これがやりたい為の設定だったという気もします。ウルザは別に男でも良かったし。


音楽・BGM

 もうAXL作品ではお馴染みになった各ヒロイン毎にボーカルテーマ曲が用意されていますが流石の出来と言った感じ。個人的には榛名「伝えたい想い」が好きですね。あの曲はシナリオのテーマと一致していたのが大きかったです。


システム・操作性

 今回からワイドスクリーン対応となっているのが一番の変更点でしょう。しかし、完全に活かしているとは言えないので次回作から改善できれば大きいと思う。あとはスキップ機能なども使いやすくて快適でした。


オススメ度

 安定はしていたけど楽しめたかと問われれば首を傾げてしまう内容だったのは勿体ない。少なくてもシリアスな設定を入れてしまったのは作中の雰囲気を壊してしまっていて最後まで改善できなかった点だけ悔やまれるね。なまじPrincess Frontierと比較すると数段見劣りする内容だけに手放しで勧めにくいですね。

 安定感という意味では地雷ではないが良作でもないというラインで保っているのでとりあえず気軽に遊びたいという人向けの作品。絶対にシナリオに期待してはいけない。あくまでテキストを楽しむべきでしょう。


My Favorite's

 最後までプレイしてぶれない魅力を放っていた陸奥 榛名でしょう。

 とにかく無口で毒舌キャラでしたけど個別シナリオでの彼女の変化が魅力的に描かれていて、おそらく全シナリオで一番異文化交流という設定に忠実だったシナリオではないかと思いますね。やや殺伐としたシナリオが一転して大変化したのはやっぱりあの告白シーンでしょうねw あの告白シーンは最近の作品では1、2を争うインパクトがありました。アレで一気に愛おしいと感じられるくらいに大変化だったんですよねぇ。

 そして個人的に推したいのが後輩の山川 裕信でしょうw 
ぶっちゃけ全キャラ通して一番好きなんですけどね(何 とにかく2次元マンセーで無駄にハンサム、女性アレルギーと設定だけなら一番濃いキャラでしたからね。何よりも彼の口から出る名言集だけで腹筋が痛くなりましたよw 私としては彼を主人公にファンディスクを作って欲しい位なんですけどね。




2010年03月09日 草薙静流




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