金曜日の仔猫

〜The kitten on Friday〜

( emu )


ソフト評価 35
オススメ評価 45



〜後天性ネコミミ症候群に再発症〜

私は元来、ネコミミというキーワードに対してなんら反応しない人間でした。
そういう類いのゲームはもちろんの事、アニメ、マンガすら見たりしない主義でした。
もともと非現実的な萌えキーワードに対して拒否反応があったので、私の中では全くの
アウト・オブ・眼中になっているのは自然且つ当然のことだったのです。

・・・・・・しかし、今年になって私の中に変化の兆しが現れました。
それは「マブ○ヴ」「SN○W」といった並み居るクソ・・(検閲削除)ビックネームと発売を共にした
1本のゲームが私を変えたのです。

そう、それこそが「パティシエなにゃんこ」でした!!
この偉大なるゲームに登場する猫魔法使いの「ミオ」タンにすっかり魅了されてしまった・・・。
詳しい内容は省かせてもらいますが、私はこのゲームで生まれて初めて「萌え」の真の意味を
理解させてもらいました。こっつぁんでした!!

そんな訳で無事(?)にネコミミ属性も装備され、ヲタ街道まっしぐらストライクゾーンも広くなったのは
良かったのですが、肝心の萌えるネコミミゲームが無いという理不尽な極まりない現実が待っていました。
折角手に入れたスキルも発動することなく、あっという間に数ヶ月経ったある日の事、たまたま見ていた雑誌に
ねこリュックを背負い、ネコミミを装備したロリッ娘が見開きで載っているではないか!?

・・・・・・気が付いたら、予約してますた。_| ̄|○ いつもの如く、内容確認せずに・・・。

その予約したソフトが今回取り上げた「金曜日の仔猫(以下、金猫と略)」でした。
メインヒロインである「みいゆ」タンにハァハァ(;´Д`)する為だけに買ったんですが、初めてパッケージを
見てびっくり・・・これってemuさんが作ったの? しかもI've sound ? 
ちーとばっかし驚きました。I've さんは別にしてもまさかemuさんとは・・・私のイメージではこのメーカーさんは
「萌え」には走らんだろうと思っていたので青天の霹靂・・・キャラデザも変わっていたのも原因の一つでしょうが。
まぁ、前置きはここまで。プレイした感想を・・・。

ぶっちゃけて言うと、この「金猫」の感想は
みいゆタンの、みいゆタンによる、みいゆタンの為だけのゲームでした。

はっきり言えば、登場するヒロインのうち、みいゆタン以外の3人の扱いはコンビニ弁当に入っている漬物並みの
扱いです。
あっ、失礼しました。一応、準ヒロインの清見 姫嬢が漬物だなんて失敬ですよね。
弁当屋の弁当に入っているスパゲッティぐらいの扱いでしょう。←駄目押し
・・・どちらにしても「金猫」みいゆタンとイチャ×2するだけのゲーム
思っていただいて結構です。
実際、ストーリー性なんて皆無に等しいですので・・・。

ただ、残念なのは作品全体に感じる軽さでしょうか・・・。シナリオ、グラフィック、システムなど今まで一連の
emu作品をプレイしてきた私には物足りなさ過ぎな内容です。
やはり要であったシナリオ担当者が変わってしまったのは痛かったのではないかと。
それでは詳細レビューに入ります。




▽ シナリオ・・・ 5  

残念ながらシナリオでは注目する箇所は殆どないですね。
これまでのemuさんの独創的なシナリオを期待すると失敗するでしょう。
あくまで「みいゆタンと戯れるだけのストーリー」と割り切ってください。

もう少し、シナリオで語るとしたら、ゲーム中に結構ストーリー的に重要なキーワードがあったにも
関らず、ネタ振りをするだけで終わってしまったのは如何なものでしょう?
すごく勿体無いなぁと感じてしまう私です。
何気ない会話のテキストなどはかなりいいセンスを持っているだけに悔やまれます・・・。


声優さんは良かったです。それもみいゆタンだけですけど・・・。
この声優さんは上手でしたね〜日常会話での効果は絶大でした。


▽ グラフィック・・・ 15 

ネコミミが売りだけに、ケモノ娘のデザインは良かったんですが・・・唯一の普通のキャラとして描かれた
清見 姫だけが違和感バリバリ。はっきり浮いているのが判るのはちょっと・・・。

全体的にグラフィックは低レベルだと思う。背景にしてもお粗末だし、キャラクターの立ち絵のバリエーションの
少なさは駄目だし、最たるものはイベントCG及びえっちCGも少ないのは致命的。
原画家さんが変わっただけで、メーカーが違うと感じるぐらい、変化してしまった・・・。
・・・・・・正直、この原画家さんはこれ以降、使わないで欲しいなぁ・・・。
因みにこの点数はみいゆタンが可愛いからです。他に点数が点けられるとこは無いです。

唯一、褒めるべきはみいゆタンをデザインした事。
これだけでこの原画家さんの名は私の心に残るでしょう。


▽ 音楽・BGM ・・・ 10 

主題歌である「消えない想い」はほのぼのして良い曲です〜♪
これだけでも聴く価値はあるかとは思います。
但し、他のBGMが印象に残らないですね。ここら辺も以前のemuさんとは違って残念。


▽ システム・・・ 5 

オーソドックスなシステムで特別に目新しい技術などありません。
オートスキップはかなり有効ですけどね。

しかし。
このゲームの最大にして最悪な欠点は、
いきなり難の前ぷれも無くゲームが落ちてしまう事!!
何度となく途中からやり直す羽目に・・・どんなに内容が良くてもシステム上のバグや不具合は
看過出来ません。


▽ オススメ・・・45 

正直、ねこみみ属性の方やちちゃーい娘にハァハァ(;´Д`)出来る方にしかお勧め出来ません。
I've sound が使われているのを考慮してもこれ以上の点数にはならないでしょうね・・・。

オマケでついてくる初回版のサントラに主題歌やBGM、ミニドラマが収録してあるのは好判断できますね。

しかし、定価で8.800円ですか・・・少しばかり高すぎませんか?
どんなに贔屓目に見ても5.000円が限度の内容です。



▽ My Favorite's

みいゆタンに萌えろっ!!   そんだけ _| ̄|○


▽ 後 述

結論から言えば、この「金猫」「パティシエなにゃんこ」には遠く及ばなかった作品でした。
全てにおいて数段レベルの違いをまざまざと見せ付けられました。
・・・・・・しかし、キャラだけとれば、決して負けているとは思えなかったです。
是非とも次回作は一子報いて欲しいものです、emuさん。

03' 11月 18日 静流



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