| この青空に約束を− | ||||
| メーカー | 原画 | シナリオ | ||
| 戯画 | ねこにゃん | 丸戸史明 / 企画屋 | ||
| 総合点数 | オススメ | シナリオ | CG | BGM | システム |
| 180 | 90 | 20 | 20 | 25 | 25 |
完膚なきまでに青春ストーリー
| 青葉と〜 | ![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
末莉の〜 | |
![]() 茉理 |
イケてない エロゲーレビュー〜♪ |
![]() 青葉 |
![]() 茉理 |
それでは今回レビューするのは巷で話題を独占しているこんにゃくこと「この青空に約束を−」を 取り上げますけど、青葉おねーさん的にどんな作品でしたか? |
|
| トータルしてみるとこれって本当に萌えゲーの要素が強い作品だったわね。 でも単純な萌えゲーとして終わっていなかった事がこんにゃくの最も評価できる部分だった んじゃないかと思うわ。 あと体験版で遊べる部分で予想していたシナリオの展開と違っていた事も評価として分かれるところよね。 これは後でウチのアフォが語るからとりあえず横に置いとくけど(−− |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
私もプレイしましたけど本当に萌えゲーの要素が強かったですからね(^^;; | |
| だって料理上手の幼馴染に昔逢った事がある転校生、電波系下級生、そしてポンコツ先生って 設定を見ただけでそう思うわよ。 最初見たときに「これ何て_summer?」って思ったくらいだからね(−− |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
・・・・・・設定は良く似ていましたからねw | |
| でも個別シナリオに入ってからの面白さは別格よね〜。 ある意味で言えばこれこそが本当の萌えゲーのあるべき姿と思うくらいに楽しかったわね。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
それでは青葉おねーさん的にどこら辺が良かったんでしょうか? | |
| 具体例は色々あるけど、やっぱりパルフェの時もそうだったけど伏線の張り方は上手かったわね。 解り易い例なら凛奈の合わせ石の件はギャグも含めてかなり巧じゃない? |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
・・・・・まさかあの石を合わせるシーンであんな展開になるとは誰も思わないですよ〜(^^;; しかもクライマックスのシーンで主人公さんが指輪を渡す所もグっときましたね。 |
|
| ちょっと具体例を挙げるとキリが無いから総括して語ると、個別シナリオに入ってからのヒロインとの 関係が凄く良くなるのよね・・・・・・所謂"デレデレ"になるんだけど、それが半端じゃないのよ。 もう青春の青臭さ全開なんだけど決してワザとらしくないし、白けるような展開もない・・・・・・それは 純粋にシナリオライターの力量なのよね。 これが並みのライターだと本当に安直な作品に なっているのを制御しているのは流石だわ。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
あと言える事は主人公の星野 航さんの設定も良かった事は挙げられますよね? | |
| エッチ好きでお調子者で問題児だけど行動力は随一というところはまさしくエロゲー向きの 性格だけど彼の凄い所は設定負けしていなかった所ね。 彼はちゃんと行動に移す所は 昨今の萌えゲーにありがちな受身系主人公でなかったのも面白かった要因ね。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
共通ルートの崖からショートカットしてマラソン大会の優勝を掻っ攫うところも凄かったですね。 というかその後のオチが良かったというか(^^;; |
|
| さっきの凛奈のシナリオもそうだけど、大半の展開は本当にありがちな萌えゲーの設定なのに 悉くお約束を外している点も狙って作ったんでしょうね。 パルフェの時はショコラを越えるために作った作品だったけど、こんにゃくは普通の萌えゲーを 越えるために作った作品なのかもしれないわね。 それを考えると今後はこんにゃくと比較されて 普通の萌えゲーは作り難くなりそうね。 まあ詰まらない作品は減るに越した事ないけど(−− とはいえこれだけ誉めたけど不満点はない訳じゃないから世の中ままならないわ。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
不満点というと? | |
| まず1つは個別シナリオが格差があったことね。 これはパルフェの時もキャラによっては 長短があったけど、今回も同様ね。 個人的には下級生コンビの宮穂と静の2人はもう少し 尺があっても良かったように感じたわね。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
そうですね〜。 キャラとしても結構良かったから長ければ楽しめたかもしれませんし〜。 | |
| あとは設定が少しばかり活かされていないところも気になったかな・・・・・・その例として海己シナリオは 少しばかりご都合主義に走っているように感じたけど(−− あれって結局何も解決していない気がするのは私の気のせい? |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
それは微妙な所ですよね(^^;; 結局お二人のご両親の出来事は解決したのか言明していないのは気掛かりですね・・・・・・。 |
|
| 今言って思い出したんだけど、設定として一番無意味に終わったしまっているのがつぐみ寮の 問題じゃない? 個別シナリオをみても直接関係しているのが海己と沙衣里シナリオぐらいだったわ・・・・・・まあ 共通ルートで言えば凛奈が入寮するまでぐらいだし。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
それは私も気にはなっていましたが・・・・・・冷静になってみれば何で寮の立ち退きを強引に 進める必要があるのか疑問です・・・・・・。 |
|
| 来年の春には壊すんだからほっとけばいいんだからね。 まあ沙衣里シナリオでは必要な設定だから黙認しておくけどね(−− |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
確かに海己さんと沙衣里さんのシナリオ以外では殆んど出番も無かった学園長と教頭の存在意義は 少なかったですね(^^;; |
|
| それが結局冒頭の話に繋がるんだけどね(−− 私が不満に思うことは、元々の話ではつぐみ寮の尊属の話がメインだと思っていたら、個別シナリオに 入ってからは青春&友情モノのストーリーに変わったことかしらね。 まあ、これはこれで良かったから結果オーライだけど面白く無かったら目も当てられないわよ(−− |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
それでは良かった点を挙げるとすると何かありますか? | |
| これは誰しも思うことかもしれないけど、正直、取り立てて良かったという点は本当に少ないのよ。 むしろ当たり前の設定を上手に活かして楽しませている作品だから飛びぬけている部分が本当に 少なくて難しいわね。 逆を言えば「当たり前」こそが最大級の誉め言葉に当るかもしれないわね、この作品には。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
あとラストの追加シナリオの「約束の日」はどうでしたか? | |
| 個人的にはアリだと思うけどね。 ただ、解りきっている展開だから好き嫌いは出るかと思うわ、 思いっきり感情移入するか、そうでなければ引くかでしょうね。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
私はあの最後の合唱はかなり感動しましたけどね(´д⊂ | |
| ああいうシナリオに他の要素を組み合わせる演出の上手さは本当に上手いと思うのよ、このスタッフは。 | ![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
パルフェの時から実証済みですが演出の上手さは折り紙つきですね(^^;; | |
| それはシナリオ全体から言えるけどね(−− まあ文句も無いから黙っているわよ。 |
![]() 青葉 |
|
![]() 茉理 |
・・・・・・何気に良かったからフラストレーション溜まっています? | |
| 黙れ! 小娘!!(−−メ | ![]() 青葉 |
| シナリオ | シナリオにこそ一長一短あったものの、全体的にはかなり高レベルで仕上がっているのは現役 最強ライター集団、丸戸史明+企画屋の力があってこそでしょう。 随所に練りこまれたギャグと小ネタはヲタクなら必ず「おっ(゚∀゚)」と思うものはあると思いますが、 やっぱり凄いと思うのはそれがネタとしてだけでなく、ちゃんとシナリオのスパイスとして 活かされている事。 この辺の洗練されたセンスは業界随一といっても過言ではないでしょうね。 やはり特筆すべきは単なる萌えゲーとして終わらなかった事が一つの可能性として立証された事は 大きかったかな。 正直、この設定で前例として悪いのがあっただけに不安も大きかったですが 結果は大いに賞賛できるものになったことは快挙でしたね。 とはいえ不満点を挙げるなら個別シナリオにおけるシナリオの格差(主に長さ)と伏線と設定を 回収し切れなかったことと、一部声優さんがあまり合っていなかった事でしょうか。 ・・・・・・言い出すと色々と不満もありますが概ね満足できるないようでしたね。 |
| 原画・CG | ・・・・・・パルフェから比べると随分と 絵ですが、全体的に立ち絵といい、CGといい申し分ない出来で良かったですね。 特にHシーンは萌えゲーとしてはかなり質量共にクオリティーの高い仕上がりで良かったと思います。 何より1回のHシーンで複数回はこなしますし、1キャラあたり3回はHシーンもあるから十分納得 出来ます。 |
| 音楽・BGM | 今回もI've参加でしたが、更にave;newさんまで参加して更にクオリティーは高まった感じはします。 やっぱり、ラストの大合唱は反則というしかないですね(誉め言葉 |
| システム・操作性 | 今回もパルフェから進化したシステムは今後の業界のシステムの標準にしても良いくらいに 快適な環境でした。 誉める箇所は山のようにあるので割愛。 実際に遊んでみれば その快適さが如何に作品にフィードバックされているか実感できるでしょうね。 それでいてセーブのタイトルの凝り様も解る人には堪らないものがありましたね♪ |
| オススメ度 | これが単純な萌えゲーではないのは一目瞭然。 実際にプレイしないとその価値は解り難いですね。 かくゆう私も当初は失望してましたが最終的には高評価になりましたから節操無いのですがw とりあえず萌えゲーが嫌いな方でもストーリー重視の方でも遊ぶ価値はあります。 それによって 新たな見方が生まれますから。 とりあえず人を傷つけない青春ストーリーが好きな方なら絶対に買うべき作品だと思います。 |
| My Favorite's | 正直、誰か1里というのは難しいですねw この作品は誰が欠けても成立しない作品ですから。 あえて言うなら年上コンビの浅倉 奈緒子と桐島 沙衣里でしょう。 奈緒子シナリオは主人公の憧れの人との何気ない日常会話からして凄く惹き込まれるものが ありましたね・・・・・・帰り道の自転車の2人乗りや、主人公が学園に入学するまでのやり取り、 そして5箇条の制約・・・・・・そしてクライマックスの憧れの人を使った当て馬。 一見すれば 単なる悪女と思われる所を全く感じさせずにラストまで持っていった力量は流石。 最初は単なるオマケ程度だと思っていたさえちゃんも個別シナリオに入ってからのダメダメっぷりは 逆にメチャクチャ良かったですね〜♪ 特に主人公の関係がバレた件は最高。 まさか本当に 手を挙げるとはね・・・・・・w もうここまで書いたので正直に書きますと、私の女性の好みとしては さえちゃんが今現在最も好きですな(*´д`*) ここまで駄目だと逆に守りたくなるしね〜♪ |
| 備考 | このこんにゃくは第2の「家族計画」になり損ねた作品だと思う。 まず体験版を遊んだ感想がそれでしたね。 取り壊しの決まっている寮、それを必死で阻止する為に 結束する既存の入寮者、そして反発する凛奈・・・・・・。 役割は違えど設定はほぼ同じでしたからね。 主人公が寛で凛奈が主人公の司なら納得いくと思います。 私はてっきりその方向にシナリオが進むと 思っていたらまさかの萌えゲーにシフトするとはね・・・・・・少しばかり失望しつつもプレイしていたら 意外と面白かったのが救いでしたけど。 仮に私がライターなら学園長と教頭は冒頭しか登場させませんね。 ただ一言「寮は取り壊す」と 言ってしまえば終わりですから。 後は寮の物語を中心に進めればまた違った話になっていたでしょう。 家族計画もこんにゃくも結末は決まっている話。 だからこそもっと感情剥き出しにしたシナリオにしたら ひょっとしたらとんでもない作品になっていた気もしますが・・・・・・それはユーザーの単なる我侭でしか ありませんが。 |
2006年4月21日 草薙静流