![]() |
パルフェ 〜ショコラ second brew〜 |
| ソフト評価 | 100 |
| オススメ評価 | 100 |
| メーカー | 戯画 |
| 原画 | ねこにゃん |
| シナリオ | 企画屋 (丸戸史明、卑影ムラサキ、小林且典) |
"家族"が幸せになる当たり前の物語
久しぶりとなりますが少しばかり今回は真面目モードでレビューさせて頂こうかと。>挨拶 今回の作品の「パルフェ」は参ってしまった。 もうおちゃらけてレビューなんて出来ないと柄にもなく考えさせられてしまった傑作でした。 ご存知の通り、「パルフェ」は以前発売された「ショコラ」の事実上の続編であります。 私は当初、この「パルフェ」にはさほど期待はしておりませんでしてた。 何故なら公式ページで公開されたキャラクターの設定や発売前にダウンロードで無遊べる体験版の内容が 少なくても前作よりも勝っている部分や楽しめるような内容がほとんど見つからない状況でしたから。 当然ながら実際に製品版をプレイする直前まで過大な期待はしていなかったのですよ・・・・・・。 そしてプレイして考え方は180度評価が変わりました(何 素晴らしかった。 詳しい事は後ほど細かく語っていきますが、ここまで面白いと思える作品は近年稀に見る作品でした。 個人的に言わせて貰えば、モロに心の琴線に触れまくりましたね。 カミングアウトするなら私は泣きました。もう人事みたく冷静になれない状態で、レビューサイトとしては甚だマズい 精神状態に陥ってました。ここまで私を狂わせたのはD.O.の「家族計画」以来ではないでしょうか。 当初感じていた「ショコラ」の二番煎じ的な設定やイマイチ感の漂っていたキャラデザインすら私には全て計算されて 作られているとしか思えなかったです。更に言わせて貰えれば「ショコラ」の続編というポジショニングすら利用して作品の 設定に意図的に組み込まれているのは間違いないと言えるでしょう。 私には製作スタッフが一丸となって前作である「ショコラ」を超える作品を作る為にあえて続編という形で新作である 「パルフェ」を製作したというにしか見れませんね。そう私が感じるほどに全ての面において「ショコラ」を凌駕する 作品でした。 具体的にどの辺が違っていたかといえば当然ながらシナリオです。 まず設定からして似てはいるものの、確実に別物といって差し支えないくらいの大きな差がありました。 設定で言えば、前作である「ショコラ」はキュリオのオーナーの息子である主人公が突然店長代理としてオーナーの 父親から無理矢理指名され働き始めるという設定に対して、「パルフェ」の主人公は実兄と義姉の恵麻の想い出の ファミーユ店は火事で消失、半年のブランク後にブリックモールのテナントとして一か八かの賭けでキュリオの対面に 出店した上に大学を休学して店長として働ざるを得ない状況とでは180度違う。 特に前者はスタートラインがプラスなのに対して、後者は大幅なマイナスからのスタートというのは作品として大きな 影響があったと思う。 後で書きますがこの「パルフェ」は全てがマイナスからスタートして最終的に±0になる作品と思っています。 これこそが今作品の大きな特徴といえるでしょう。 それでは攻略したキャラクター順に語ってみます。 ■風見 由飛 ( かざみ ゆい ) 「へたくそぉ・・・ 誰だぁ・・・こんなヘボな演奏するのはぁ・・・っ」 ノー天気にして作品の看板娘。そして天才少女。 前作「ショコラ」における美里に位置するキャラクターでしょう。 何故かオープン前日の夜にファミーユの制服に着替えて歌を唄っている所を主人公にスカウトされる電波系でもあるw 接客業は素人にも拘らず、常に明るく振舞って失敗しても笑って誤魔化すぐらいに前向き(?)。 しかし、その前向きさと明るさはこの作品にとっても救いになったといってもいいのではないでしょうか。 この由飛と玲愛が居なければ実に重く暗い方向に偏りすぎた作品になっていたと思いますから。 さて肝心のシナリオですが私は結構好きでした。物語の序盤でライバル店の花鳥 玲愛と義理の姉妹と判ると 一気に楽しくなってきましたね。個別シナリオに入ると由飛が大学に行かなくなった理由というものが面白かった。 最初は有りがちな設定だな、とタカを括っていましたが大間違い。まさか、あのような展開になるとは・・・・・・由飛と玲愛が 疎遠になってしまった理由も密接に関係していてシナリオの作り込みの深さは見応えがありました。 エピローグも由飛らしく、キッチリとオチをつけてくれたのも彼女の設定にはあっていた気がします。 ■雪乃 明日香 ( ゆきの あすか ) 「雪乃 明日香さん。 3月末日付で、ファミーユはあなたを・・・解雇します」 ファミーユ・ブルックモール店のバイト1号にして最年少の仲間。巨乳(ぉ そして始まりの少女。彼女が居なければ物語は始まらなかったのは事実。 何より由飛とは違う方向性の前向きさ・・・・・・ファミーユ本店の仲間と再び働きたい、彼女の慕っている主人公と 一緒に前に進みたいという一途な想いが物語を引っ張ってきたといっても過言ではない。 その想いが判るのが明日香の高校での文化祭での喫茶店の場面。どれだけ明日香が「ファミーユ」という店に 深い想いを抱いていたか判るし、当日のピンチで泣き叫ぶシーンも理解できると思う。 それ故に後半になってバイトに励むあまりに成績が落ちて主人公に説得されてファミーユを離れるシーンも泣けてしまう。 ここでも名台詞が色々あって、 「楽しいばっかりで本当に嬉しいか? 笑ってばっかりで本当に満たされるか?」 という主人公の台詞はとても二十歳そこそこの若造が言う台詞じゃないねw しかし、私は共感しますね。苦労するから思い入れが深くなるし、辛いから掛け替えのないモノだと思う。 少し脱線しますが「こみっくパーティー 5巻 」の82ページの南さんの台詞とあわせて見ると感慨深い台詞だと 思えますよ。←脱線しすぎ 最後にバイト最終日に里伽子との会話で主人公に頼まれて明日香の勉強を見るといった里伽子に対して 感心するシーンがあって、里伽子が苦笑する場面がありますが後半になってこのシーンがどれだけ重い意味を 持っていたか良く判ります。 それにしても本来なら感動シーン満載のはずなのに細かいギャグを入れて笑わせてくるあたり丸戸史明は 素晴らしいですね〜。 ■涼波 かすり ( すすなみ かすり ) 「え〜〜〜ッ! わたし、男の人と つきあったのって仁くんが初めてだよ〜?」 パティシエール兼フロア担当スタッフ。和菓子屋の次女。 キャラクターとしては実に良い味を出していたのですが個別シナリオは他のキャラよりも軽い感じですね。 とはいえ、軽くてもバカップルぶりを楽しめるという意味では全シナリオでは一番ですがw どんなに軽いシナリオでもテーマである『家族』の事は織り込まれているのも流石と言えるでしょう。実の姉は和菓子の 天才だし、職場における姉的な恵麻にしても洋菓子の天才ですから。このコンプレックスと戦いながら最後には キュリオに移籍して恵麻と直接対決に持っていく件は上手かったですね。 ■花鳥 玲愛 ( かとり れあ ) 「頑張れ仁・・・私の、店長!」 キュリオ3号店チーフ。由飛の義理の妹。ツンデレでお節介焼き。 同時にエロとお笑い担当という二束の草鞋を履く活躍で、今作品におけるNo.1の萌えキャラですw だって、そうでしょう!! 金髪+ツインテールでしかもツンデレで萌えない奴はヲタじゃないんじゃないかと。>マテ やはり容姿や設定だけでなく、シナリオも中々のものでした。由飛に主人公を取られまいとライバル心丸出しで 食って掛かったり、あれほど嫌っていた主人公と付き合いだしてやきもちを焼いたりするシーンを見ただけて あたしゃご飯5杯は軽く逝きますよ〜(?)。 個別シナリオに入ると仕事の関係でキュリオ本店に異動することになった玲愛を引き止める為に罠を張って 引き止めようとする主人公はなかなかかっこ悪いながらも共感できました。しかも里伽子によって2重の罠に なっているのにはビックリ。ここでも複雑な里伽子の心情が垣間見れますよ。 あと個人的に萌えてしまったのはキュリオにて主人公とエッチした際に中出しした為に玲愛にボコられるシーンは 何だかもの凄いCGで私的にはあの構図のCGは凄いインパクトがあってとても好きだったりしますがw やはり玲愛の存在というのはとても有り難かった。単なるライバル店の店員という設定でなく共に成長していく "仲間"という意識が持てましたし、何よりムードメーカーとしての存在はこの後の残り2人のシナリオの重い 雰囲気を軽減してくれました(勿論、その前の3人も重要だったけど)。 ■杉澤 恵麻 ( すぎさわ えま ) 「一人さんは、こう言ったの・・・ 『仁の代わりでもいいよ』って・・・」 義理の姉にして、実兄の妻だった人。天才パティシエール。 シナリオは上質。最初は単なるシスコンで駄目な姉キャラだった恵麻でしたが個別シナリオに入ったら豹変。 里伽子に振られた主人公と肉体関係を結んだ後、彼女の葛藤がシナリオ全体を包んでいきます。 恵麻自身、多くのタブーや罪を犯した事を自覚し、それでも主人公を求め、しかし自分のような汚れた女性は 主人公に相応しくないと彼女と亡くなった旦那の想い出の地で告白するシーンは非常に生々しい。 思えば「ままらぶ」もメインヒロインの涼子との関係も世間的にはかなりのタブーでしたが、この恵麻との関係は それを遥かに凌駕していました。初恋の相手にして、義理の弟、そして主人公の身代わりとして結婚した相手の実の弟、 なにより『家族』と思ってきた仲間である里伽子の想い人を好きであり続けるのに一体どれだけのエネルギーが いる事だろう。『初恋はそう簡単には諦められないの』と恵麻自身が自嘲して言っていますが、単なる シスコンキャラではこうはいかない。この生々しい主人公とのやり取りはプレイすれば良く判るでしょう。 どうしても譲れないもの、嫌いになれないものを奪い取る覚悟と罪の意識が恵麻にはありました。そうでなくては あの終焉の地での告白シーンの後の場面展開でいきなり里伽子への土下座から始まる場面が活かされませんし・・・。 恵麻シナリオをプレイして印象に残るのは恵麻と主人公は複雑な2重の三角関係に組み込まれているのが理解できる。 弟であり初恋である主人公、恵麻に一途で全てを受け入れた一人、そして恵麻という義理の家族の三角関係と、 『家族』という場所で掛け替えのない仲間であり、主人公の想い人である里伽子を頂点にした三角関係。 そうした事を考えると最後のエピローグにおけるあの場面のやり取りはとても深く重いものがあります。 ■夏海 里伽子 ( なつみ りかこ ) 「それも寂しいよ・・・。 本当は、ずっと戻りたかったんだよ。 みんなのとこ、帰りたかったんだよ・・・っ」 ファミーユ本店時代のチーフ。そして主人公の想い人。 深かった。よもやあんな設定だったとは・・・・・・。前作「ショコラ」のキャラで言えば香奈子に相当するキャラですが、 実情は全然違っていました。 他のキャラを攻略して付き纏う疑問、『何故、里伽子は好きなはずの主人公を手放せるのか?』。 それが氷解したのが里伽子BADエンド。あのシーンでの告白は驚愕を通り越していた。 圧倒的なまでの絶望と里伽子の孤独。正直に言えばプレイしないとこの感覚は表現できない。 他のキャラを攻略して積み重なってきた『想い』のようなものがダムの決壊の如く畳み掛けてくるような感情の渦は 類を見ない。全てに意味があった。里伽子が何故主人公の前でメガネをかけないのか、何故一緒に食事をしないのか、 あんなにも地味な服装で何時も居るのか・・・・・・そして主人公に対して告白をしないのか。 全ては彼女の負った『傷』のせい。それは主人公の『家族』を守ろうとしたから。 しかし皮肉にも里伽子の想いを裏切られたのも主人公の『家族』を優先したから。 全てが『家族』を守ろうとして起きた悲劇。互いに相手を大事にしたからこそ起きたすれ違い。 里伽子シナリオにおいて問題となるのは『一体、誰が悪かったのか?』という事だろう。 危険を顧みなかった里伽子か? 主人公に依存せざるを得なかった恵麻か? それとも電話にも出ず、里伽子の心の叫びに気付けなかった主人公か? おそらくは誰も悪くない。まあ、あえて言えばファミール本店に火を着けた放火犯か。 しかし、この事件が決定的なまでに3人に与えた影響を考えると泣きたくなってくる。大事なものを守ったが為に、 その大事なものから裏切られてしまう悲劇。あの里伽子の携帯からの電話はその象徴だろう。 主人公を憎んでいる筈の里伽子、しかし主人公には幸せになって欲しいと願っている里伽子。他のキャラのシナリオで 自分を殺してまで主人公と他のキャラを結び付けようとしているのをみれば一目瞭然。自分が致命的な『傷』を 負ってしまってまで守った主人公とその『家族』を守りたいが為でしょう。当事者でないと理解できない矛盾。 だからこそ、主人公が里伽子の告白を聴いた後に全てをひっくるめて受け入れるために奔走する心情が痛いほど 理解できる。そしてファミーユの閉店後に里伽子に告白して彼女をファミーユの制服に着替えさせるシーンで冒頭の 台詞が見事に心を響きます。彼女こそが最初に復帰したかった、主人公の役に立ちたかった、しかし戻れなかった。 戻っていたら主人公と恵麻は絶望と自分自身の罪に際悩まされていただろうから。 彼女の性格なら、自分だけが不幸になるのと、好きな人達を巻き込んで不幸になるのなら間違いなく前者を選ぶでしょう。 普段は理知的で要領良く立ち振る舞っている里伽子。しかし本質的には自分自身で語っているとおり、不器用で 要領が悪く、何より感情で行動してきた里伽子ですから・・・・・・。 故に最後のシーンは泣く。最初に書いたとおり、彼女は沢山のものを失ってようやく幸せになるスタートラインに立ったと 感じる私です。 |
| シナリオ | 25 | 花開いた才能、丸戸史明。 ここまで凄い人だとは思わなかった。「ままらぶ」で認識を改めていたけれど 更に180度変わってしまうとはよもや思わなかった。 前作と最大の違いといえば、真っ先に言えるのがテーマでしょう。 はっきり言えば「ショコラ」はテーマというものはほとんど無かった。単なる メイド喫茶を舞台にした恋愛ADVと言っても良かった。 しかし今作品はテーマが 実に複雑に絡み合っている。その絡まり具合も半端でなく、ひょっとすると恋愛 ADVには相応しくないドロドロした黒くて重い話になっていたでしょうね。 それを救っていたのは恵麻、里伽子以外のキャラ。この4人と脇役のキャラが 居なかったらこの評価にならなかっただろう。 話に戻すとやはり『家族』というテーマは実に上手く出来ていたと思う。 個人的に丸戸史明という人は身近なテーマを調理するのが実に上手かった。 おそらく全人類共通のテーマ、というと大仰ですが、しかしながら普遍的なテーマを 扱っているのは感情的にもストーリー的にもとっつき易かったと思いますね。 何よりテーマである『家族』が今作品では守るべき対象であり、憎むべき対象にも なっているのは非凡だったでしょう。 閑話休題。 私が面白かったのと感情移入できたのは、やはり今の私の職業がかなり今の ファミールに近かった事があったからですね。物語の中盤で恵麻のケーキが 評判になり、主人公の軽食が売れなくなってきて営業終了後に試行錯誤している 姿には人事ではいられなかった。 「何で俺の料理を食ってくれないんだよ!」 主人公の気持ちは痛いほど判りました・・・・・・。 さて褒めちぎっていてアレですが多少は問題点も挙げておきましょう。 最初に違和感を感じるのはおそらくは声優さんの声でしょうか。 特に里伽子と由飛の声には異論を唱える人は多いでしょう。 私はゲームに集中してさほど気にならなかったです。確かに最初は上手いとは 思わなかったですが・・・・・・なんとなく、それすらもワザと下手な演技を演じている 気がしますがw(深読みし過ぎ)。 |
| 原画・CG | 25 | 抜群に上手いとは確かにいえないでしょう。 しかしながら私はこのねこにゃんさんの絵は上手いと言えると思っています。 何を持って上手いといえるか。 それはシナリオに実に合っている絵だからでしょう。 単純に絵の上手さで論じるなら確かに普通程度ですが、作品全体を通して 見てみると作品を際立たせる上手さ、シナリオの良さを引き出す内面的な 上手さはあったと思います。最初の頃はあの鼻の低いのっぺりした絵はやや 好きではなかったですが、フルコンプした後は大好きになってましたからね〜。 そして肝心のHシーンにしても頑張っていた。 この手の作品なら一度のHシーンのみで済ませても異論はないでしょうが、 ねこにゃんさんは頑張りましたねw 一回のHシーンでも複数回用意してましたし、 1人のキャラに対して2、3回はHシー辺があって良かった。 「絵の上手さ」というのは絵だけが突出した上手さで無く、作品の良さを引き出したり する事が重要ではないかと思いましたね、今回の「パルフェ」で。 |
| 音楽・BGM | 25 | BGM関連の上手さは流石は戯画といったところ。 特筆したいのは作品の看板娘である由飛シナリオにおけるBGMの豊富さは 素晴らしかったですね。楽しい場面を楽しいと感じる曲で彩るのは当たり前ながら なかなか出来ない事ですから。 あとOP曲の「Leaf ticket」も当初の印象よりずっと良かったのも評価したい。 前作の「Cream+Mint」より印象が弱い感じもしましたが、作品とマッチしている 意味では「Leaf ticket」の方が上でしたね。 |
| システム・操作性 | 25 | 間違いなく前作と最も大きな差があったといってもいいのはシステムだったでしょう。 これ程便利且つ快適なシステムはここ何年か見たことないし、体験したことも 無かったですから。前作で実装されなかったホイールマウスによるバックログ対応、 演奏しているBGM名の表示、セーブ/ロードの恐ろしいまでの高速処理は一度味わうと もう既存のかったるいシステムは嫌になる。実際に同時に始めた「幼なじみな彼女」が たるくなってしまうほど快適でした。 何よりも誉めたくなったのが2つ。 一つは前作における「喫茶店経営SLGっぽい」要素を排除した事。 これはとてつもなく大きかったですね。あの無用な移動の多さは鬱陶しいことこの上 なかったですから。しかも仕事を溜めるとバッドエンドでしたし・・・・・・。 そして2つ目は移動画面にイベント情報が表示される事。 私も前作は随分と攻略に時間がかかったのはこの移動が厄介だったから。これが 実装されて自力でコンプできた人は多かったのではないでしょうか?w |
| オススメ度 | 100 | この項目に100点満点を付けるかどうかかなり悩みました。 その原因は言わずもがな『続編』というこの作品の立場がありましたから。 普通なら前作を知らずに続編をプレイする事は決して多くないでしょう。私にしても 続編だったから購入したくらいですし・・・・・・。 ですが、「パルフェ」という作品の大きな特徴として言わせて貰えば 「前作を知らなくても楽しめる続編」だった事でしょうか。もう少し判りやすく言うと 「まったくの別物」と言っても過言ではなかった。 それは勿論前作を知らないと笑えない箇所もありましたよ。しかし、その要素は全体の ごく僅か。大半はまったく新しい要素でしたからね。 個人的に続編だから買わないという方は相当損をしていると言い切ってしまいたい。 これを傑作というかどうかは各自の判断によりますが、私には一つの方向性の 最高傑作だと認識しております。 |
| My Favorite's | -- | 作品の全ての要素として夏海 里伽子。 何回も言いますが、この作品は全てのキャラクターが居て、全ての要素があって 初めて「パルフェ」という傑作になったと私は言いたい。 |
| 備考 | -- | 私が今回のレビューで満点をつけた事を多少なりとも説明しておきましょう。 この「パルフェ」は確かに個々でみると傑作と呼べる要素は少ないと思います。 絵、音楽、キャラの魅力、物語・・・・・・全てが準1級ないし2番手の内容だと 感じます。しかし、こと総合力、つまり作品としてみた場合、他の傑作と呼ばれる 作品に匹敵するか凌駕していると私は評価しています。 野球に例えるなら最多勝投手やホームランバッターなどのスター選手の居ない 地味な選手ばかりのチームが優勝したようなものですかね。当たり前の事をして 自分の役割を黙々とこなして出来上がった作品はとてつもない面白い作品だった、 私にはそう感じる部分が「パルフェ」には多くありました。 もう1点、付け加える事としては何故、『続編』であんなにも前作をなぞった様な作品に 仕立てる必要があったのか。やはり私には前作とまったく違う作品を作る上で あえて『続編』として作ったように思えてならない。そうすれば同じような作品だったと してもかなり違和感を感じる作品が作れるのではないだろうか。 メリットとしてもう一つ上げるとすれば前作からの続編の作品という事で飛びついた ユーザーの意表をつける事も狙っていたと思う。 まあ、正直この「パルフェ」という作品は実際にプレイしないと良さは判り難い。 それは先に書いたとおり、『作品』として突出した作品ですから語り難い作品といえば 当然か・・・・・・。 とにかく今回の「パルフェ」は戯画における最高傑作といってもよいでしょう。 そんな訳で我がレビューサイトにおける最高点200点を謙譲したいと思う。 |
2005年4月14日 草薙静流
■戻る