| Princess Frontier | ||||
| メーカー | 原画 | シナリオ | ||
| AXL | 瀬之本久史 | 北側寒囲 | ||
| 総合点数 | オススメ | シナリオ | CG | BGM | システム |
| 150 | 85 | 20 | 15 | 15 | 15 |
頼ったのは人との繋がり
| 青葉と〜 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
末莉の〜 | |
![]() 茉理 |
イケてない エロゲーレビュー〜♪ |
![]() 青葉 |
| すっごい間が空いたけど何とか月2本のノルマは達成できそうね(−− | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
ここのところご多忙でしたからー(^^;; | |
| んじゃ早速レビューに入るわよ、さっさと作品の紹介をなさい。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
はい、それでは〜。 今回レビューさせていただく作品はAXLさんの「Princess Frontier」です。 簡単にですがあらすじも紹介いたしますと、 騎士候補生だった主人公のリュウ・ドナルベインが騎士の任命式の際とんでもない失態を犯し、危うく死刑を逃れて辺境の村であるポルカ村の警備隊長として赴任する事になる。 元々問題のある歴代の隊長が赴任していたという事実によって村でのリュウの心象は最悪、しかも左遷させられたショックから失意のどん底にいる始末。 しかし、とある事件がきっかけで徐々に村人との信頼を築けるようになりリュウ自身もそれに応えるよう村での生活を始めるのである。 という内容ですね。 |
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| 本当ならオープニングの時点で即エンディングの設定よね、コレって。 左遷程度で済んで本当に良かったわね(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
・・・なんか表情が全然良かった風に見えないのですが・・・(;´Д`) それはともかくとしてまずは作品的にはどうだったんですか?随分と評判は良いみたいですが。 |
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| 細かい部分でツッコミどころは多い作品だったけどトータル的には楽しめたわね。こういうノンビリした雰囲気を楽しめる作品って最近なかったから割と良かったわ。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
確かに田舎の雰囲気が良く出ている設定ではありましたね〜。最初は全然信頼されていなかった主人公さんが徐々に信頼を勝ち取る過程とかもよく描かれていましたし。 | |
| それじゃ本題の部分に入っていくけど、Princess Frontierで一番特徴的だったのはやっぱりそのシナリオなのよね〜。その中でもシナリオライターの特徴が良く出ていたのが物語の設定じゃないかしら? | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
あっ、それは私も思いましたね。Princess Frontierって設定がファンタジーなのに頼っていないんですよね、その設定に。 | |
| そう、それこそが一番大きかった事じゃないの? 実はこの作品をベタ褒め出来ないのも実はそこにあるのよね。でも悪い意味でなく良い意味でね。 細かい事は後でウチのバカが語るからここでは割愛するけどこの北側寒囲ってライターは本当に生真面目なのよね。こういう設定だと普通は逃げたくなるのよ、ファンタジーって設定に。今までファンタジー設定の作品は色々とプレイしたけどここまでバカ正直(褒め言葉)に真正面でシナリオに取り組んだファンタジー作品はなかったわね。 |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
魔法とかドラゴンとか性転換の薬とかは出てきますがそれらがメインになったりはしていませんからね。 | |
| そうなのよね〜。普通はそういう話を書きたくなると思うけどね(−− まあ昔から北側寒囲の作品は幾つかプレイしていたから特徴は良く出ていたけどね。むしろ面白かったのはキャラクター同士の繋がり合いこそが本当に書きたかったことなんでしょうね。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
そうですよね〜。この作品に捨てキャラって全然居ませんものね(^^ どのキャラクターも最後まで絡んできますし、何よりも問題が発生した時に主人公さんも含めて皆さんで事に当たるというのが凄く盛り上がりましたよね〜。ミントさんのシナリオなんて主要キャラも含めて村人全員でしたしw | |
| 何と言うか恩を恩で返してくれるのが軽く感動するのよね(−− 今の現代社会にないものがこの作品にはあったわ。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
皆さんが「受けた恩は必ず返す」「困った事があれば言いな」とか口々に言ってくれますからね〜。Princess Frontierの良い所は頼っているのが魔法とかの設定ではなく人との繋がりというとこなんですよね〜。 そういうのがシナリオの随所にあるから物語的にも面白かった部分が多かったですよね。 | |
| 安直なファンタジー設定に頼った作品は嫌気が差していたからPrincess Frontierは内容的に見ても新鮮だったわね。良い意味で「地に足の着いた」シナリオだったし。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
でも不満に感じる部分もあったと? | |
| 確かに面白い作品だったし、安直な設定で盛り下がる場面もなかったんだけど、逆に言うと盛り上がる部分も余りなかったのよね(−− それこそがシナリオライターの生真面目さが悪い意味で働いた感じだけど。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
う〜ん、これは難しいですよね・・・・・・青葉おねーさんの仰るとおり、決定的に面白いと言える場面は多くなかったのは確かですから。シナリオ的にも起伏は少なかったですから雰囲気重視の作風でしたね。 | |
| どうせ最後に別に語るからここであえて言わないけど、さっきも言ったようにライターが生真面目すぎるから本来なら盛り上げて然るべきシーンで融通の利く展開にならなかったのが原因だと思うわ。私としてはライターの拘りは決して嫌いじゃないけどゲームはエンターテイメント性が重要なのだから少しは考慮するべきだった気がするけどね(−− | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
これは難しい部分ですから一概にどちらが良いとは言えませんね・・・。 | |
| 一番良いのはエンタメをしっかり入れつつ自分の持ち味を発揮する事だけど、言うは易しよ。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
やっぱりシナリオは難しいですね。 |
| シナリオ | ライターは北側寒囲さん。私はD.O.時代から知っている方ですがAXL作品では初めてだったので心配しておりましたが変わらない持ち味があって安心しましたw 特徴としてはキャラ作りを重視してそれを活かすシナリオ作りが得意な方なのでPrincess Frontierでは見事に実力を発揮していました。あと個人的には声優のキャストも見事でしたね。お陰でキャラの魅力が遺憾なく堪能できたと思います。 あとシナリオで特徴的だったのはイベント毎にシナリオを区切っていた事でしょうね。これは以前プレイした「Sugar+Spice !」と通常のADVの中間のようになっていましたがこれはテンポも良くイベントも楽しめるという利点もあって良かったですね。 |
| 原画・CG | 原画担当はライター同様に懐かしい瀬之本久史さんでしたね。私はWitchのMilkyway以来でしたから実に6年ぶりに氏の絵を見ましたが変わってねぇ〜(笑 いや、CGの塗りとかは違うので印象としては変わっていましたが安定感で言えばほぼ変わっていないので凄いというしかないですねw で、CGについては文句はないですね。イベントCGも十分ですし、変わっていた事は印象的なシーンにデフォルメCGを使っていたことですか。意外ですがやたら美麗なCGよりもデフォCGの方がインパクトありましたね。あれは斬新だったなぁと。 |
| 音楽・BGM | ヒロイン毎に主題歌がありましたが印象に残っていたのはBGMですね。割とテンプレの曲が多かったですが耳に残りやすい曲が多くてよかったです。特にキャラ同士で結束する進などで使われていた「決断の時」「揺るがぬ信念の刃」などはカッコ良くて大好きですね。 |
| オススメ度 | 個人的には某八月や某○ぃんどみるなどのご都合全開のファンタジー設定がウンザリしていたので非常に楽しめましたので諸手でお勧めできますね。仲間と協力して困難に立ち向かうという設定とただプレイするだけで心が癒される田舎の雰囲気が味わえる作品はそうはないでしょう。エロ重視の作品ではないですが誰かを木津つけたりするような設定もないので安心してプレイできますね。 個人的には急いでプレイせず雰囲気を味わってのんびりプレイして欲しい作品です。 |
| My Favorite's | 色々と悩みましたがシナリオとキャストのハマり具合からロコナでしょう。 純粋すぎて人を疑う事を知らない天然少女ですが、嘘をついて誤魔化した事を真に受けてしまったりして逆に主人公たちが罪悪感を覚えるシーンとか好きでした。 脇キャラだと好きなのがアロンゾ・トリスタンでしょう(何 生真面目だけど周囲にいいように丸め込まれるところは見事なギャグキャラですが、一旦危機が迫ると主人公との呼吸が見事に合って乗り越えたりと割と好きなキャラだったりしますw |
| 備考 | とまあ、ここまで良作判定のPrincess Frontierですが手放しでベタ褒め出来なかったりします。 その最たる要因というのが今回のレビューから問題になっている北側寒囲氏の生真面目なシナリオなのですよ。 実は今回、それに気付いたのが何故ヒロインのエンディングが2つあるのかという事からでした。ヒロイン毎にエンディングの曲の入るトゥルーエンドと入らないノーマルエンドとありますが(あえて区分はつけます)、これが意味するところはトゥルーシナリオは北側寒囲氏が考えるPrincess Frontierのベストなエンディング、そして後者は普通のライターが考えるベストなエンディングだったのではないかという私なりの考えに至りました。 そう思った最大の要因というのは本来ならライターである北側寒囲氏の考えたベストなエンディングの筈なのに納得の行く結末とならなかったのですよ。そう、そう感じたシナリオがあったのです。それこそがメインヒロインであるアルエシナリオだったのですから。 アルエシナリオは相当苦慮したと個人的には思う。だってどうやっても2人が幸せになる未来図というのが思い浮かばないのだから・・・しかも氏の芸風を考えるとご都合主義は有り得ない。となるとああいう後味の悪い(あえてこう言います)結末になってしまったのではないのか。このエンディングを見た時に感じたのは「頭の中では納得できるけど気持ちの上では納得できない」という複雑なものでした。理知的に考えたらこれ以上の結末は望めないが心情的にはもっと他の結末があったのではないか・・・勝手な想像ながらアルエと主人公の身分差を考えてもアルエのトゥルーシナリオは両者にとって不幸だと思う(決して結ばれず、主人公は既に存在しない状態だし)。 北側寒囲さんは相当悩んだと思う。自分の許せるギリギリのラインで妥協した結果があのエンディングとなったのだろう。個人的にはこの場合はご都合主義に走りやすいライターの方がユーザーにとっても幸せでしょうね。例えそれが安直であったとしても。 それでもあのエンディングには価値はあったと私は思う。ライターの気持ちが痛いほど感じられるシナリオはそうはない。それから生まれた作品を堪能できた事に感謝すべきだと私は思う。 |
2008年04月29日 草薙静流