| 車輪の国 向日葵の少女 | ||||
| メーカー | 原画 | シナリオ | ||
| あかべぇそふとつぅ | 有葉 | るーすぼーい | ||
| 総合点数 | オススメ | シナリオ | CG | BGM | システム |
| 165 | 90 | 20 | 20 | 20 | 15 |
エンターテイメント性は確かに凄かった
| 青葉と〜 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
末莉の〜 | |
![]() 茉理 |
イケてない エロゲーレビュー〜♪ |
![]() 青葉 |
| それじゃ随分と間が開いてしまったけど、巷で話題になっているあかべぇそふとつぅの「車輪の国 向日葵の少女(以下、車輪と略)」のレビューをしていくわよ。 今回は諸事情によりネタバレは極力避けろとのお達しがあったから嫌々だけどそうするわ(−− まあ、この車輪は構造上の問題でネタバレすると楽しめないから仕方ないんだけど。 |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
それでは青葉おねーさんがプレイして車輪は面白い作品だったんですか? | |
| まず最初に結論から言ってしまうけど、車輪は確かに面白かったし、凄い作品とは思う。 でも名作とか傑作には遠く及ばない作品だったわ。 |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
それはまたどんな理由なんですか? | |
| それがさっき言った構造上の問題なのよ・・・・・・正直に言うと、最初プレイした時は本当に面白かったのよ。 今までにない新しい手法として物語の展開に特化したやり方は本気で凄かったし、何より独特の設定が 実に面白かったから全然飽きなかったんだけど・・・・・・。 でも、それって最初だけだったのよ(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
さ、最初だけというと?(^^;; | |
| 正確に言えば最初のワンプレイに関しては物凄く面白かったわ・・・・・・でも、次にプレイすると最初の インパクトは無くなってしまっているのよ。 |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
それってつまり・・・・・・。 | |
| さっき書いたとおり、構造上の問題なのよ。 要はシナリオの展開が全てのキャラクターのシナリオ共通だったのよ(−− もっと正確に言うと各キャラごとのエンディングはあるけど、全体を見ればシナリオは1つしかないのよね。 だからどれか1人のエンディングを見てしまうと後は全て同じ展開で話が進んでいくって事・・・・・・どんなに 面白い話でも4回も5回も見せられたって感動できるものでもないわ(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
あ〜、それは確かに・・・・・・つまりは個別シナリオが無かったということですね?(^^;; | |
| というか、メインシナリオ1つしかなくて各キャラ毎に最後にエンディングがあるっていうだけで、殆んど 一緒なのよね・・・・・・途中の違いといえばHシーンとかバッドエンド位しかなかったわ(−− 申し訳ないけど本当に面白い話なのに勿体ないというしかないわね。 いくら意外性のある展開でも 何度も見せられると流石に飽きるっての(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
まあ手品のようなものですから、先が解っていると楽しめませんね・・・・・・。 | |
| マラソンに例えると最初の10キロで全速力で飛び出したものの、残りの30キロは前半の貯金で ダラダラ走っているの様なものなのよ(−− 私がシナリオライターなら折角面白い設定なんだからもっと工夫するわね。 物語の設定上、個別の シナリオは作り難いのは解るんだから、だったら攻略順を強制させてエッチした段階でエンディングにして 最初からプレイするようにするとかね・・・・・・。 |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
なるほど・・・・・・。 | |
| あと不満点というと他にもあるのよ、全く(−− | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
えっ(;´Д`) まだあるんですか・・・・・・? | |
| この車輪って5章からシナリオが構成されているんだけど、正直に言って4章と5章は前半に比べて インパクトに弱かったわね。 その最たる原因がメインヒロインの日向 夏咲が他の2人に比べると 明らかに魅力不足だったのとシナリオ自体も短い上に意外性もなかったのが原因よね(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
でも最終章の5章は良かったと思いましたが、私は(^^;; | |
| 私もそれは思っているわよ? 特に璃々子登場シーンはかなりインパクトあったしね。 まさか主人公がよく口癖で言う「あんた」っていうのが、て感じだったし。 何より独り言がナレーションでは なく璃々子に対しての語りかけだったのも伏線としては良かったんだけど・・・・・・でも5章の最大の 欠点はその意外性の展開そのものなのよね(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
え、えっと、それってどういうことでしょうか?(;´Д`) | |
| プレイすると解るんだけど車輪という作品は基本的に意外な展開がウリなんだけど、後半になると これがあまりにも多用されすぎているのよ・・・・・・確かに魅せ方としては面白いけど、 次の場面を予想する → ひっくり返す展開 というなかばお決まりの展開になってしまって最後の方は 白けてしまったわね・・・・・・それが悪いのかと言われるとそれまでだけど、同じような手法を使いすぎずに もう少し工夫すれば名作になれたと思うんだけどね。 私的には璃々子シナリオやハーレムシナリオを作るくらいならもっと個別シナリオに力を入れるべき だったと思うわ(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
そう言われると惜しい作品ですね〜(^^;; | |
| でも面白い作品になのは間違いないのよ、車輪は。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
それでは良かったところはどの辺でしょうか? 青葉おねーさんが面白いというのが気になりますので。 |
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| やっぱり物語の設定も独自なのもあったけど、2章と3章のあたりは人間の弱さと強さが良く出ていたわね。 特に2章のさちシナリオの凄さは必見よ・・・・・・人間の弱さと強さがあれ程曝け出している展開の話は 他では見れなかったしね。 ここまで徹底的に人の弱さと強さを描いた作品は中々なかったわね。 あとはなんと言っても主人公である森田 賢一の成長物語としてはかなり高水準のお話だったわね。 最年少で特別高等人の最終試験に挑む才能がありながらも法月が試す試験の前に自分の無力さを 突きつけながらも挑む姿を描く話は他の作品には見られないから必見だと思うわ。 ここまで散々短所を指摘したのも折角の良い部分が十分発揮されているにも拘らず、コンプリート し終わった後の余韻が少なかったからなのよ。 部分的には2005年ではトップクラスだけどトータルして みると傑作にはなれない次点クラスというのは勿体ないわ。 |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
そうですね〜、面白かった作品が今ひとつというのは惜しいですからね(^^;; | |
| やっぱり個別シナリオと後半の展開が工夫していればね〜・・・・・・個人的には1プレイだけでも良ければ そういうシナリオにしても良かったと思うけどね(−− |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
それでは何かまだ言う事があれば語って欲しいんですが? | |
| 後はそうねぇ・・・・・・やっぱり璃々子の事かしらね。 | ![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
伏線とか考えると登場シーンは良かったと思いますが。 | |
| でも極刑の内容を考えるとかなりショボイ設定だったわね(−− あれって普通に 今時のオタク連中に当てはめると極刑でもなんでもない と思うんだけど? |
![]() 青葉 |
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![]() 茉理 |
あの・・・・・・何気に問題発言だと思うんですが('A`) |
| シナリオ | やはり勿体ないというしかないシナリオの出来が今回の車輪の評価の全てでしたね。 最初の一周目で全てのネタバレになってしまい、二周目以降はHシーンと最後のエンディング以外に 差がない点は致命的な短所でした。 如何に考えられた設定や伏線があったとしてもネタが解っている 時点で価値は半減しますから、やはりキャラクターによってシナリオを変えるか、それとも一周だけと割り 切って遊べるようなシナリオにすべきだったと思いますね。 あとは後半のシナリオが前半と比べても明らかに弱かった点も少々勿体ないかなと・・・・・・特にメイン ヒロインの夏咲シナリオはかなり重要なのに何だかアッサリし過ぎていたというか、さちと灯花シナリオの インパクトに比べると弱すぎでしたね。 ここぞとばかりに盛り上がる内容ではなくダラダラしていたのも 面白味に欠けた要因でしょう。 とはいえ設定やキャラクターの魅力は抜群の出来だったのも確か。 私が特に注目したのは主人公の 上司である法月 将臣でしょう。 全てを見透かしたような視線とその強烈な厳しさで主人公を徹底的に 追い詰めるのは実に爽快(ぉ しかし、その厳しさも特別高等人の試験の為だけでなく、自分に科した 使命として主人公を育てる為の試練でもあったんだなあと解った時はかなり感動しましたねw 何より、法月の声の良さが作品的に盛り上げる要因の1つでした。 まさか某銀英伝や家族計画のあの方の声で不適な演技をしてもらうとこれ程までにハマるとは・・・w ラストの演技がやや芝居臭かったくらいで個人的には2005年の作品の中では男性キャラとして最も気に 入ったキャラクターでした。 あと何気に名台詞も多いので楽しめたキャラクターでしたね♪ |
| 原画・CG | 原画はA Profileでも担当した有葉さんですが随分と絵が良くなった気がしますな( ´ー`)y━・~~~ Hシーンの数はそこそこでしたが十分に満足いく出来でしたし、立ち絵の数も豊富でギャグ絵が特に 秀逸でした。 イベントCGも多く、個人的には満足しております。 |
| 音楽・BGM | BGMも全体的には高水準の出来でしたが、ちと勿体なかったのは折角主題歌等に起用された 片霧烈火さんの曲が活かし切れてなかった気がしますね・・・・・・出来自体は文句なく良かったんですが 使い方がイマイチでしたからね・・・・・・これが良ければ文句はなかったです。 |
| システム・操作性 | ソフトの立ち上げがかなりかったるいのは改善すべきだし、何よりディスクレス起動が出来ないのも 何とかして欲しかった・・・・・・。 |
| オススメ度 | ここまで散々不満を挙げてきましたが、やはり一度はプレイすべき作品なのは間違いないです。 車輪の見所はなんと言っても意外性のある展開でしょう。 「あっ、このまま解決かな?」と思っていると 完璧に予想を外すような展開になる物語の見せ方には脱帽。 今までにない思い切ったスタイルは シナリオ重視の作品が好きな方は是非ともプレイして欲しいですね。 唯一の欠点は1周目以降が全く同じ展開なので飽きてしまう事でしょうか。 といってもたった1回のプレイで度肝を抜かされることは請け合いなので見プレイの人は絶対に買いです。 |
| My Favorite's | 全キャラクターで言えば法月 将臣ですが(何 やはり味のある悪役(とあえて言います)が居ると物語が映えますねw 実際に居たら実に居心地の悪い 日常生活を強いられますが(ぉ 女性キャラで選ぶとちと難しいですが、シナリオなら三ツ廣 さち、キャラクター単体なら大音 灯花か。 さちシナリオにおける人の弱さは学ぶべき点は多かったです・・・・・・出来るのに出来ないという姿勢が 如何に愚かなのか良く解りましたから・・・・・・。 そして優柔不断でいぢられキャラとして定着していた灯花が、最後の最後で全てを受け入れるシーンは かなり感動しました。 全てを知った上で母親を受け入れる強さを持ち合わせていた最後の展開が 人の強さの可能性を表していた気がします。 |
| 備考 | つくづく去年のうちにプレイしておけば良かったと感じた作品でありました。>車輪 でも傑作と呼ばれるには幾つも足りないものがあって残念と思う作品であったのが実に惜しかった。 だからこそ次回作には期待したいと思います。 |
2006年1月31日 草薙静流