| 真説 猟奇の檻 |
| ソフト評価 | 75 |
| オススメ評価 | 85 |
| メーカー | CALIGULA |
| 原画 | 横田守 |
| シナリオ | 佐野一馬 |
『檻』の意味は
元々、この作品に対する私の評価はあまり高くなかったですよ。>挨拶 何故なら理由として2つほど挙げられますが、1つ目の理由がこの「真説 猟奇の檻」を購入した動機が初回版に同封された主題歌のCD目当て だったことが一つ。おそらく私以外にもこのような方は大勢居ると思いますがw これについてはあとで語るとして、2つ目の理由が「真説 猟奇の檻」の原画担当の横田守氏を私が敬遠しているからに他ありません。 どうにも横田氏の絵は私の良しとする絵ではないんですよ(苦笑 それは勿論、水準以上の絵だと思いますし、エロに関しても十二分に実用性に 耐えるだけのポテンシャルを有しているでしょう。しかし、私は好きじゃないんですよね。こればっかりは理屈ではないです、本能的に駄目(;´Д`) まあ、そんな理由で今まで避けて購入しなかった横田守氏担当のこの「真説 猟奇の檻」を手に入れた訳ですが・・・・・・。 結構楽しめました(何 失礼な言い方ですが、単なる暇つぶしで始めたら止まりませんでしたw そこら辺を少し説明したいと思います。 まずは簡単に物語の説明をすると、 零式デパートで過去15年間に発生した15名の失踪者の調査を命じられた主人公が期限内に秘密を解明するというのが大筋での物語です。 よくある推理モノのようですが、主人公の行動が全てリアルタイムで進行していくのと複雑な人間関係が「真説 猟奇の檻」の醍醐味といっても 過言ではないでしょう。ちょっとした無駄な行動があっという間にバットエンド直行の近道になったりして、片手間にプレイするような生易しい作品では なかったです。近年でこれだけ難易度の高い作品は類を見ないですね。なにせ、あまりの難しさに最初の1時間で挫折、すぐに攻略サイトを参考に コンプリートしてしまいましたけどね・・・・・・_| ̄|○ そんな異常な難易度ですが、肝心のシナリオはなかなか良かった。特にトゥルーエンドシナリオの緊迫したクライマックスへ向かう展開には久しぶりに 手に汗握る面白さはありました。特に高野 玲と斉藤 剛史、主人公の3人で警備室の端末から伝票チェックをするシーンから免震構造を調査する 過程は素晴らしかった。そしてクライマックスの主人公が真犯人を誘き寄せる所まではほぼ完璧といっても良かったですね。 しかし。 それだけにラストのあまりの展開の速さは勿体無い。真犯人登場後に次々へと黒幕的なキャラクターが矢継ぎ早に登場してしまって、考える暇すらなく あっという間にエンディング。しかもエンディングといっても万事めでたく解決、という訳でなく、最終的には有耶無耶に終わってしまうラストは個人的に 納得できませんでしたよ・・・・・・ひょっとして続編とか出す予定なのかもしれませんが、折角のDVDでのリリースなんだから完結した作品として発表して 欲しかったなあ・・・・・・(;´Д`) それとこの作品の欠点として、目玉である移動システムのかったるさにあるでしょう。最初のうちはそれほど気になりませんが、2回3回とプレイして いるといちいち手動による場所移動の煩わしさは激しく面倒臭くなってしまう。それと私のようにフルスクリーンモードでなくウィンドモードでプレイしていると 移動の操作がやり難いのも問題。正直、時間さえ経過するなら選択肢による移動で問題なかったと思うんですがね・・・・・・まあ、リメイク作品ですから 昔と同じシステムなら仕様がないのかなあ・・・・・・。 とはいえ、有名デパートを舞台にした凄惨なシナリオは非常に興奮できますね。しかもその設定の重さに横田守氏の絵がとても合っていました。 そのお陰であまり好きでなかった絵でも十分楽しめたのは結果的とはいえ、非常に嬉しい誤算でした。どんなゲームでも食わず嫌いは駄目という 教訓を得た作品です。 |
| シナリオ | 20 | 上でも書いたとおり、この作品で最も意味を持つシナリオはトゥルーエンドシナリオのみ。 私はそれだけで お腹が一杯になりましたね( ̄▽ ̄)=3 プハァー しかし、クライマックスの展開の強引さと未解決になるシナリオはどうしても納得 できません。こんなにも素晴らしいシナリオなんだからキッチリ完結して 欲しかったですよ〜 それとトゥルーエンド以外のシナリオのいい加減さというか、手抜きっぽく見えるのは私の 気のせいでしょうか? もう少し他のシナリオにも深みを持たせれば傑作と呼べる貫禄を 持つ作品になったと思うんですがね(^^;; あと異常なまでの難易度ももう少し親切にヒントがあれば楽しめるんですが・・・・・・。 |
| 原画・CG | 20 | あの独特の横田守氏の絵は作品のミステリアスな雰囲気に合っている絵でしたね。 これが普通の恋愛ADVだったら絶対に買うことはない原画ですが、今回のようにハマり さえすれば 購入してもいいかなと思いましたw とはいえ、肝心のHシーンのCGは意外と少なめ。もっと多いかと思ってましたけどね・・・・・・ それでも 結構ハードなHシーンが多く楽しめたのでこの点数をつけました。 |
| 音楽・BGM | 25 | 凄く良かったですね、主題歌以外も。 最初に書いたとおり主題歌CD欲しさで購入したようなものでしたが、それ以外の作中の BGMは雰囲気に実にマッチしていて良かったです。 何より主題歌の2曲「Automaton」と「Permit 〜許しの塔〜」の出来は最高といっても 過言ではないでしょうね。特に島宮えい子さんが歌う「Automaton」は久々のハード系の 曲でしたがアコースティックギターの旋律が見事。是非とも聴いてみて欲しい曲です。 |
| システム・操作性 | 10 | 移動システムの使いづらさは何とかして欲しい。 何度も繰り返すには辛いと思うんですが・・・・・・。これが場所をクリックして自動で 移動できれば最高なんですがw あとはシステムが少々古臭いのも減点対象でした。 |
| オススメ度 | 85 | 先ほども書いたとおり、古臭いとか絵が好みでないとか言って避けて通るには勿体無い 良作でしたね。難易度の高さで辟易するかもしれませんが、裏を返せば攻略し甲斐は かなりありますので長時間楽しむには良い作品。当然ですが I've sound もかなり秀逸な 曲なので初回版は意地でもゲットしてください。 |
| My Favorite's | -- | 高野 玲と斉藤 剛史の2人でしょうか。 現実主義で利益を優先する冷たい女性と思っていた玲は実は誰よりも熱い信念を持って 事件に挑んでいたのはカッコ良過ぎでしたw それにしても玲シナリオよりもトゥルー エンドの方が玲が活躍しているのはどうかと思いますね・・・・・・(^^;; |
2005年1月23日 草薙 静流
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