それは舞い散る桜のように



ソフト評価 70
オススメ評価 60
メーカー Basil ※メーカー消滅
原画 西又葵
シナリオ 王雀孫 / あごバリア




散ったのはメーカーでした

 青葉と〜
青葉

茉理
 末莉の〜

茉理
  イケてない
 エロゲーレビュー〜♪

青葉

茉理
 皆さん、今日は〜♪
 今回からサイトの40万ヒット記念企画として過去にプレイした名作、傑作を選りすぐった
 10作品を
レビューしていきたいと思います〜。
 気が付けば、もう40万ヒットにもなるのね・・・・・このクズサイトは・・・。
 というか1年半以上もよく持続したわねサイト運営が( ゜д゜)

青葉

茉理
 『継続は力なり』ですねw
 そういう訳ですので今回から週1回のペースでピックアップした作品のレビューをしていく予定です。
 言っとくけどあくまで『予定』だから。
 未だに2作品しか手をつけていないんだから間に合うとは思えないけど?( - -

青葉

茉理
 それはおにーさんに頑張っていただくしかないですね〜 (^^;;
 それでは企画の記念すべき第1弾の作品は残念ながらメーカーが解散してしまったBasilさん
 「それは舞い散る桜のように(以下、それ散ると略)」です 
 記念企画第1弾がメーカーの遺作とはね・・・・・・出だしから縁起が良いわね(´∀`)
青葉

茉理
 そんな訳ないですよ(;´Д`)  
 グダグダと長話していても仕様がないわ。
 ちゃっちゃとレビューに移るわよ( - -

青葉

茉理
 それではまずはシナリオから語っていきますが・・・・・・正直、数年振りにこのそれ散るをプレイした
 感想などありましたら仰って欲しいんですが?
 そうね・・・・・・まず最初に言いたいことは時代の流れは残酷だという事ね。
青葉

茉理
 既に不穏な空気になりそうなんですが(;´Д`)  
 やはり印象は変わっていましたか?
 発売されてプレイしたのが3年前でしょう。
 あの時は間違いなく面白かったのよね、シナリオの前半部分は。
 ところが今プレイすると面白かった前半部分すら面白くなかったのよね。

青葉

茉理
 でもギャグとかは凄く良かったと思いましたけど、個人的にはですが・・・・・・。
 確かにギャグは面白いけど肝心のシナリオ自体がスッカスカなのよね。
 むしろギャグに誤魔化されて勢いのみで個別シナリオに入ってしまっているのよ。
 そこにもってきて個別シナリオになるとギャグが少なくなって結果としていい加減なシナリオが
 露呈されてしまっている
わね。当時でも詰まらなかった後半のシナリオだけど今観ると全体的に
 矛盾というかあまりにも急展開の多いシナリオで説明不足の駄シナリオなのが判るわ。

青葉

茉理
 その点は同感ですね。やっぱりこれはメーカーさんの解散が少なからず関係しているんでしょうね。
 そこは後でウチのクズヲタが語るでしょうから端折るけど、言い訳にはならないわね。
 結局ゲームなんて物は発売された作品でしか評価できないんだから、裏事情を言い訳にして
 ちゃんとした作品を作らないなんてもってのほかよ( - -
 だからメーカー自体が潰れたんでしょう?

青葉

茉理
 ・・・・・・せっかく魅力的なキャラクターとか声優さんの演技とかがとても良い作品名だけに残念ですね。  
 それは確かに。もっとも魅力的なキャラクターだったのは攻略可能なヒロインよりも
 非攻略キャラクター(男女問わず)の方に多かった
のはどうなのかしら?)

青葉

茉理
 あと主人公の桜井 舞人さんも良かったですねw
 主人公がおバカだと話のテンポとかノリはとても良くなるからこの点は設定がしっかりしていて
 良かったけど、最後まで持続できないのは問題だったわね。
 どうしても私には後半部分のファンタジーの設定が必要だったとは思えないんだけど・・・( - -

青葉

茉理
 あの展開だと説明不足のままでは消化不良になってしまうのは仕方ないですね・・・・・・。
 ここら辺もメーカー消滅に深く関係しているんでしょうけど・・・・・・。
 そんなものは言い訳にはならないわ。
 金を出して買うのはユーザーなんだから、「メーカーが消滅するから駄作でも許して☆」なんて
 企業倫理としてタブーでしょう!
 
 少なくてもそれ散るの核心部分が最後まであやふやなまま世に送り出した時点で評価が決まった
 ようなものね。延期してもいいから完結作品として作るべきだったと思うわ。
 結局発売されたものはどっちつかずの中途半端もいいところの凡作でしょう。
 そりゃ潰れて当然だといいたい(#゚Д゚)

青葉

茉理
 ではシナリオ部分はこの辺で終わりにして、絵とCGはどうでしたか?
 今回は西又葵さん一人で担当していましたけど(^^;;
 原画家の魅力が思う存分に発揮できて気持ち良かったんじゃない?
 キャラデザインに関しては文句ないわよ。まあHシーンがおざなりで量が少ないのは物語の
 性質上よくあるけど( - -

青葉

茉理
 複数原画家さんが居るとイメージが若干変わってしまいますから統一していると作品としては
 良かったと思いますね。
 とはいえ流石はプロとして文句なしの実力がある西又葵だけに一枚絵の美しさは筆舌に難いわね。
 あとは背景とかもう少し頑張っていれば良かったけどね・・・・・・。

青葉

茉理
 あとは音楽とかシステム面で語るところはありましたか? 
 音楽はまあ恒例のアッチョリケが担当だから良かったと思う。
 ただ、システムはイマイチ使い辛かったわね。

青葉

茉理
 上に表示されるシステムバーは邪魔でしたね、確かに。
 まあツッコミどころは多い作品だけど正直作品としては印象の薄い作品だからこれ以上語っても
 仕方ないから終わりね( - -

青葉

茉理
 そ、そうですか(^^;;
 それでは最後に総評を青葉おねーさんから語ってください
 このそれ散る評判だけが先行して中身がまったく伴っていない凡作の見本のような作品ね。
 これでメーカー消滅ならちゃんとした作品を送り出すか、いっその事止めて会社を畳んだ方が
 なんぼかマシだったと思うけど?
 中途半端な作品を作ってユーザーに期待させるだけさせて放置とはね・・・・・・後処理もせずに
 解散していれば楽でしょうね。

 最後に私の予想だけど続編は絶対に
 出ないと思うから期待しないで諦めなさい。


 これが締めの言葉よ( - -

青葉

茉理
 それでは次回レビュータイトルですがKeyさん「Kanon」を予定してますのでお楽しみに〜♪
 これまた長そうなタイトルね・・・・・・
青葉






シナリオ 10

 あの時代、あの雰囲気だから楽しめたといっても過言でないシナリオ。
 今の視点から見たら、とても評価で及第点を与える事が出来ないシナリオでした。
 整合性のないストーリー展開、何の説明もないまま終わった伏線、そして手抜きとしか
 思えない個別シナリオは正しく駄作といっても差し支えはないでしょう。
 
 それでもこの点数なのはキャラクターの設定が確立されているのと、声優陣の高次元の
 上手さに他ならないです。このレベルなら今の時代でも十分に通用するんですから
 3年前とはいえ凄いと言わざるを得ません。

 だからこそ2人もシナリオライターが居てこの体たらくでは成仏も出来ないでしょう
 (死んではいませんがねw)
 少なくても後半部分の共通シナリオに等しいストーリー展開と説明が何もない
 ファンタジーの部分を切り取って単なる学園モノとしてならもっと評価はよかったのは
 間違いないです。


原画・CG 25

 流石に大御所である西又葵の偉大さは3年経っても変わりません。
 これだけ魅力的な絵を描けるだけでも買う価値はあるでしょうね・・・・・・もっとも
 Hシーンに関しては物足りなさを感じてしまいますがね・・・・・・('A`)

 とはいえキャラクターの魅力を思う存分に表現しきった原画の素晴らしさは屈指の
 出来なのでこれだけでも満点をつけるに価します。

 個人的には背景が思ったより地味でもう少し華やかに描かれていれば楽しめたんですが。


音楽・BGM 25  アッチョリケさんの携わっている曲はどれもマンネリ不変的なので楽しめたのは
 間違いなかったです。
 今でも評価の高いOPとEDテーマは一聴の価値はありますが、このそれ散る
 サントラは中古でも異常な高値で取引されていますので注意。
 聴きたいのならCD-ROM版で聴きましょう。


システム・操作性 10

 まず最初に言いたいのはゲーム画面の上部に出てくるシステムメニューが実に邪魔。
 しかも判りづらいシステムメニューなので右クリックで呼び出せるようになれば良かったと
 思う。
 あとはCD-ROM版に限っていえば3枚もCDを必要としているにも拘らず、内容がまったく
 伴っていない点と修正パッチの存在は明らかにマイナス点でしょう。


オススメ度 60

 まずゲームとしての面白さを求めると失敗する作品だという事は明記しておきます。
 これは原画家のファンとか音楽を聴きたい人向きの作品ですね。
 何度も書いていますが作品として完成されずに終わった未完成作品ですから
 クリアした後に過度の期待を込めて続編をプレイしたくなります。
 間違いなく続編は出ませんから、そこのところを覚悟してプレイしてください。
 あまりの中途半端さにゲームを叩きつけたくなりますから。


My Favorite's --

 攻略可能ヒロインなら里美 こだまか。
 チビで童顔ながらも必至に主人公に対して年上ぶろうとして大概失敗してからかわれる
 姿に幾度となく萌えましたw あと個別シナリオでもっとも整合性が取れていたのも
 評価ポイントでしたw

 しかし、高利益ヒロイン達よりも魅力的だったのが主人公も含めた脇役の登場人物の
 面々。これだけ脇役で魅力ある作品は類を見ないんじゃないかと。
 これはキャラクター設定の勝ちですね。キャラ同士の会話を聞くだけでも腹を抱えて
 笑ってしまう。だからこそ活かせずに作品が終わってしまう事が悔しくて堪りませんよ。


  
備考 --

 Basilが消滅した理由は色々と噂されていますが最終的には人間関係の縺れで
 解散したのが有力みたい。
 このそれ散るにもその片鱗が伺える所からも大分深刻だったのでしょう。
 噂ではそれ散るには続編があるというのは周知の事実みたいですが、私は出ても
 出なくても大して興味はありません。何故なら、今回のレビューするにあたって
 再プレイして思ったことは、あの当時だから楽しかった、そしてあの時だから
 この作品は
成立したという事を再認識しました。

 もし仮にNavelのスタッフが集結しても続編は作れないし、Basilの元のスタッフが
 集結しても無理だと思う。あの当時、あの雰囲気、あの時の勢いだから面白かったと
 今の私には考えざるを得ません。

 『永遠の未完成作品』
 ある意味、この評価が一番幸せではないのでしょうか。




2005年5月22日 草薙静流


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