つくとり
メーカー 原画 シナリオ
ruf 緒方剛志 味塩ロケッツ / 企画屋




総合点数 オススメ シナリオ CG BGM システム
75 50 5 5 10 5







娯楽としては失格レベル













※ネタバレあり! 注意!!





















お久しぶりにこの形式でレビューする草薙です。ちょっと気分的に色合いも変えてみましたよ?


そんな訳で今回取り上げるのがrufの「つくとり」でございます。
実は以前からプレイしてレビューしてくれと珍しくリクエストがありましたので去年から溜まりに溜まった積みゲー処理も兼ねてインストールして早速プレイしたんですが。


あ、先にあらすじだけを簡単に書いておくと、
と、こんな感じ。ぶっちゃけ「ひぐらしのなく頃に」と良く似た設定だなとw それはともかくプレイした感想を言ってしまうと、





















いや〜、面白くないね(何


























もう本当に詰まらなかった。
単純にどうしようもないレベルなら軌って捨てるだけで問題ないんだけど中途半端に面白い部分や興味深い箇所とかあるから始末に終えない内容で正直どうしようかと。こういう作品が一番評価しにくいんだよなぁ・・・。


で、面白くなかった理由としては2つあるんですが、それはズバリ『演出』『シナリオ』に問題があったと思うんですよ。




■演出




正直、泣きそうになったね(;´Д`)  


えーと、この作品作ったのrufなんだよね? 「螺旋回廊2」作ったrufなんだよね? (実際に作ったのはageスタッフだけど)
確かに私もruf作品を全てプレイしている訳ではないから偉そうには言えないけど、それにしたって酷いよね、コレ。
テキストも相当酷かったけどホラーやオカルト作品のくせに盛り上げようとする演出が悉く欠如しているのはどうなのよ? 殺人事件なのに死体の描写シーンは最初だけ。それ以降は何人死のうが淡々とテキストを垂れ流すだけで何もしません。それだって面白ければ良いんですよ、実際にひぐらしだって殆どテキストだけだったんだし。でも致命的に盛り上げる要素がないのは駄目すぎだろう。
少なくても「螺旋回廊2」のような真夜中に1人でプレイするのが心底嫌になるような演出を期待していた私にとってはこの段階でつくとりは平凡な作品に成り下がってしまいましたけど(ぉ
























■シナリオ












こ れ は 酷 い 。















最初にも書いたけど部分的には面白いところもあったんだよ。でも全体的に駄目すぎです('A`)
何が駄目かといえば複数あるんですが、絶対的に拒否反応が出たのが作中に散りばめられたお寒いギャグの数々でしょう。
折角ですから例を1つ挙げると、後半のあるシーンになると主人公がルルの家に軟禁されてそこから脱走するシーンがあるのですが、
割とシリアスなシーンで主人公が独白する台詞がコレですよ? 雰囲気台無しにしすぎです( ゜д゜)
これ以外にも真剣に相談している場で飴玉をガリガリと噛み砕いて緊張感をなくしたり明らかに不必要なコアなネタのギャグを仕込んでいたりとどういうシナリオにしたいのかサッパリ意図が掴めません。そもそもとして主人公の相棒の久十生からして変わり者を通り越して単なるキ○ガイじゃねーのかと思うような奇行ばかりしているし(;´Д`)  


あぁっ、ゴメンナサイ。久十生ばかり責めるのは良くないですよね? 個人攻撃は良くないですよね?


出てくる登場人物はイかれた奴しか出てきませんし。(何


少なくてもヒロイン級のキャラでまともな奴っていないような気が・・・私なら全員ノーサンキューですよ。
とにかくどんなシーンでもギャグを入れてくる神経には感服してしまいます。序盤のシーンならともかく後半のシリアスシーンに入れる無神経さはちょっと神経を疑いたくなるよ・・・。


しかし、寒いギャグよりもウンザリさせられたのがシナリオの長さでしょう。
まず説明しますと、まず共通ルートとして序章、1日目と2日目まで進むと3つのルートに分岐します(各ルートがヒロインメインのシナリオになっている)。しかも更にその3ルートが前後編になっていて終了後にトゥルーシナリオに入るんですが・・・・・・。















無駄に長すぎだろう(#゚Д゚)





























| ┌────────────┐
| | つくとりを消しますか?    |
| |                    |
| └────────────┘
| [ はい(y) ]   [ いいえ(n) ]
|
`──────────┐ ┌───
           , '´l,  ..| ./
       , -─-'- 、i_  |/
    __, '´       ヽ、
   ',ー-- ●       ヽ、
    `"'ゝ、_          ',
      〈`'ー;==ヽ、〈ー- 、 !
       `ー´    ヽi`ヽ iノ
                ! /
              r'´、ヽ
              `´ヽノ




何度この台詞が頭を過ぎったか・・・。

















とにかく辛かったというしかない長さでしたよ(汗
先に述べたように盛り上げる意識のない演出とクソ詰まらないギャグもあって苦行のような文章をひたすら読まされました。
特に3日目以降の3ルート前後編はハッキリ言って不必要だった気がしますよ。いや、3ルートは必要であっても前後編は要らないだろう、常識的に考えて・・・。


何でそう思うのかって1つの話として考えたときに話の辻褄が合わねーんだよ、どうやったって(;´Д`)  


オマケにわざわざ前後に分けるような意味もあったのか疑問だったしなぁ・・・この前後編の後編って、結局のところ「ひぐらしのなく頃に」の『解』に当たるんだけど、コレって意味があるのか? 「ひぐらしのなく頃に」はギミックとして使っているから辻褄が合わなくてもあまり問題はなかったけど「つくとり」はそんなものはないから整合性が取れていない段階でかなり興醒めしてしまった・・・・・・少なくても本格ミステリーを期待している人にはダメージが大きかったんじゃないだろーか。唯一良かったのがそれまで登場する度にビッチビッチ言っていたグリューンが実は良い女と判った事くらい。逆にルルは死ねばいいと思ったけど(何


しかし、真の問題は肝心のトゥルーシナリオ。まさしく作品の問題点を集約させたかのような酷いシナリオでしたよ。
今までの展開でサッパリ誰がメインヒロインか判らない仕様になっていたのですがようやく人問 絢子(ひととい あやこ)がヒロインと判るんだけど、これほど魅力のないヒロインも珍しいなぁ・・・先の3ルートの中では完っ璧にキ○ガイになって殺しまくっていたのにね♪ 一瞬、横溝正史の世界かと思ったくらい。


そんなどうでもいいヒロインは置いといて展開がちょっと酷かったよな。それまで日本の黒歴史、というか暗部としてサンカを設定として使っていて個人的にはとても楽しめていたのに、最後のシナリオでいきなり創k・・・じゃなくて日本に蔓延っている宗教団体『愛護の会』が某半島とかいう話になってハッキリ言って萎えました('A`) こういうネタならこちらの方なら丸1日語れるでしょうが私は話題になるだけでウンザリするのでネタとして使われただけでお腹一杯になりました。しかもその手先が久十生とか・・・もうどうにもこうにも・・・しかも目的が攫っても問題ないサンカの人達を某半島に連れて行って工作員に仕立て上げる為に月鳥町に来たという展開も大概だったけど、そういう話になったら絶対に円満解決にならないという予想通りに有耶無耶になって話は終わり。何この消化不良シナリオはヽ(`□´)ノ


更に演出も最悪。多分プレイしている人の多くが失笑するのがツクトリ様光臨の場面でしょうw
死にかけで冬の湖で沈んでいるのに水中で会話してるんですよ? いったい何のギャグかと思いました(ぇ 製作スタッフは必死に感動させようと思って作ったんでしょうがアレでは無理。安っぽい演出と取って付けただけのシナリオでラストを締めようとして思いっきり失敗した良い例だとは思いますが・・・。




今更言うまでもないのですがミステリーやホラーに必要なのはともかく演出でしょう。
次はどんな展開になるのだろう、次は何が起こるのかというwktk感をユーザーに煽らせる必要性が絶対にないと楽しめないのに「つくとり」はそういうものが致命的に足りませんでした。ここまでアンインストールしたくなる展開の作品はそうはないぜ('A`)





















少なくても本格ミステリーが好きなら手を出すな。


結論付ければ今の私にはこれしか言えませんね。




関連知識

山窩(さんか) - Wikipedia

オゲ

創○学会 - Wikipedia

津山事件









シナリオ

シナリオに企画屋が携わってると知って愕然としましたが(;´Д`)  
この作品で感心できたのは伏線の張り方だけの気がします。それもミーナの所だけ。何でネコに声があって脇キャラに声がないのか疑問でしたが納得しましたね。

ただ、それ以外は全てが微妙でした。折角の設定も借りてくるだけで全然煮詰めていないのでサンカや愛護の会の設定も唐突で単に借りてきただけという気がしてなりません。あとシナリオの統一感の無さもプレイしていて気になってしまいます。

それ以前にキャラクターに感情移入できませんでしたね。インターフェイスの問題もありましたがこれだけヒロインが変人しかいないとどうにもなりませんよ・・・・・・。

ミステリーやホラーは好きですがこうも先に勧める楽しみが無く、むしろ億劫と思わせる作品はここ近年なかったです。


原画・CG

どこかで見た絵とは思っていましたがラノベで有名な緒方剛志さんでしたか。しかし、残念ですがエロゲの絵としては相当低いレベルでした。Hシーンはもとより期待していませんでしたが立ち絵レベルでアレでは話にならないというしかないです。

それと背景も工夫が無く、使い回しばかりでウンザリ(;´Д`)  イベントCGもないし、結果として作品を盛り下げる要素でしかなかったなぁ・・・。


オススメ度

娯楽作品としては失格レベル。当然ですがエロゲとしては問題外です。

ジャンキーレベルのミステリーやホラー好きなら手を出すのもいいでしょうが、特に興味が無いのなら避けた方が無難。私の印象では定価で買うのは勿体無い作品です。


My Favorite's

絶対好きにならないと思っていたグリューン・シュバルツカップを。

本当に最初は只のビッチだったのに彼女視点のシナリオに入ってからは全ストーリーで最も楽しめましたね。自らの生い立ちから本当の親子以上の思慕を持っていた彼女が父親と共に死んでいく様は感動しましたね。










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